【はっとの勝手に名画鑑賞会】

437回「実録・連合赤軍あさま山荘への

道程」(2008


オウム真理教の映画の次は

連合赤軍の映画(笑)

2008年公開、若松孝二監督作品、

「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」

を観ました。



連合赤軍関係の映画は「光の雨」、

「突入せよ!あさま山荘事件」と

ほぼ近い時期に製作された

二作品は観ましたが、

この若松孝二監督作品は初めて

鑑賞しました。


3本の中で、一番面白かった

かもしれません。


連合赤軍とオウムの佇まいって

昔から結構似ていると

言われていて、

それを確認する上でも

このタイミングで観ることが

できて良かったと思います。


麻原彰晃にしても、

連合赤軍の指導的立場にあった

森恒夫にしても

志みたいなものは

よく分かるんですが、

結局は他人に厳しく自分に

甘いみたいな

人間本来の業みたいなものに

打ち勝つことは

できなかったんでしょうね。


権力とか握っちゃうと

余計に、その弱さが

露呈されてしまうのかも

しれません。

それをもしかしたら

自覚無しでやってる可能性も

あるんで、始末が悪いわけです。


まあ、しょせん人間ですからねσ(^_^;)


ある意味、今の政治家とか

こういうタイプばっか

なんじゃないの?

と、そんなことも思ったり

します。


「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

という諺っぽい俳句が

ありますが、ポアだの

総括だの言ってないで、

人の上に立つ人間は

そうあって欲しいですよね、ほんと。


ちなみにこの映画、

音楽をソニック・ユースの

ジム・オルークが担当しています。


【人生はまるでロード・ムービー、

次回も一緒に過去に置き忘れた

宝物を探しに行く旅に出ませんか?】


それでは、また(^_−)−☆