【はっとの勝手に名画鑑賞会】
第423回「カミュなんて知らない」
最近はまっている柳町光男監督の
比較的新しめの作品、とは言っても
もう17年前なんですけどね(笑)
2006年公開、「カミュなんて
知らない」を観ました。
「アメリカの夜」、「ベニスに死す」、
「サイコ」など、古き良き
名作映画の要素を散りばめた
ある意味欲張り過ぎな
青春群像劇になっています。
どちらかと言えば社会派な感じがする
硬派な作風を常として来た
柳町監督ですが、
この作品はコメディか?と思うくらい
軽いノリなんで、
一見すると若者に迎合し過ぎな
印象を受けるんですね。
ただ、そんな自分をも本田博太郎演じる
教授に投影して、自嘲気味に
表現していたり、
舞台である映画学校の
生徒達が映画製作のテーマ
としている
実際に起きた、若者による
老婆殺人事件を通して、
その事件に潜む深層心理みたいな
ものを、この時代に投げ掛けかけたり
しているので、軟派に見えて
やはりかなり
硬派な作品なんだと思います。
柏原収史、吉川ひなの、
前田愛、黒木メイサ、玉山鉄二など、
ちょっと斜め上な感じの
キャスティングも良いですね。
そこに本田博太郎を
始め、田口トモロヲ、柳家小三治、
山谷初男などベテラン勢が
さりなげなく絡んでいるのも
良い感じです。
ほどんど立教大学のキャンパスで
撮影されていて、
実際の生徒達もインターンとして
関わっているそうです。
映画好きには
堪らない魅力に溢れた
面白い作品なので、
未鑑賞の方は
是非観てみてくださいね(^。^)
【人生はまるでロード・ムービー、
次回も一緒に過去に置き忘れた
宝物を探しに行く旅に出ませんか?】
それでは、また(^_−)−☆
