【はっとの勝手に名画鑑賞会】
第410回「家族の肖像」(1974)
近所のレンタルDVD屋が
もうすぐレンタル業を辞めてしまう
ということで、急いで気になって
いた作品を借りまくっています(>_<)
気になると言えば、この方、
ルキノ・ヴィスコンティ監督。
彼の作品は
ロングショット多用系で観てると
必ず眠くなってしまうんですがσ(^_^;)
やはり、その独特な美的センスに惹かれて
しまうんですよねぇ。。。
バイ・セクシュアルなので、
この人のミューズは男性俳優だったり
するんですが、女性も男性も同じように
風景のごとく美しく撮れちゃう
人って、このルキノの他に
あんまいない気がするんですよ。
この1974年公開の「家族の肖像」も
彼の恋人でもあったヘルムート・バーガーが
大活躍しています。
当時15歳だったクラウディア・マルサーニも
その兄役のステファノ・パトリッツィも
さらに母親役のシルヴァーナ・マンガーノも
みんな美しいんですよね。
主役のバート・ランカスターに
ルキノ自身を投影した作品で、
ルキノが血栓症で倒れた後、
移動が困難になったことから
ほぼワンセットで撮影されています。
静かに暮らすバート扮する
老教授の家に突然転がり混んで来る
迷惑な家族(笑)との交流を
描いていますが、
そこに生と死とか
老いと若さとかに対する
ルキノ哲学を上手く盛り込んでいて、
とても味わい深いんですよね。
ちなみに
先日紹介した「ベニスに死す」の
美少年ビョルン・アンドレセンへの
ルキノの酷い仕打ちは
どうやら、ヘルムート・バーガーの
嫉妬が原因らしいですね。
そう考えると
ルキノも単なる欲望の権化ではなく
人間らしい繊細な面も
あるんでしょうね。
その感じ、ちゃんと作品にも
出てますもんね。
そんなところにも
ルキノ作品に僕が無意識に惹かれて
しまう要因があるのかもしれません。
【人生はまるでロード・ムービー、
次回も一緒に過去に置き忘れた
宝物を探しに行く旅に出ませんか?】
それでは、また(^_−)−☆
