【はっとの勝手に名画鑑賞会】
第408回「ネットワーク」(1976)
1976年公開、ニューヨーク社会派
映画の旗手、シドニー・ルメット
監督作品、「ネットワーク」を観ました。
まだインターネットが存在しない
1970年代、ネットワークの横綱と
言えばテレビでした。
そんなテレビ業界を舞台に
ニュース番組にかかわる人々に
焦点を当てた社会派人間ドラマ。
練りに練られた脚本は
自身もテレビ業界出身の
パディ・チャイエフスキーによる物。
彼のこの作品に対する思い入れは
非常に強くて、毎日撮影現場に
来て、監督の演出や俳優の演技を
チェックしていたそうです。
実際にあった女性ニュースキャスターの
悲劇をきっかけに書かれた脚本
らしく、恐らく彼女へのレクイエム
とか、視聴率競争で狂っていく
テレビ業界への警鐘の意味があった
とも言われています。
そんなわけで、ルメットは
監督賞、作品賞を逃しますが、
チャイエフスキーは
アカデミー賞の脚本賞を受賞します。
出演陣も豪華で、ウィリアム・ホールデン、
フェイ・ダナウェイ、ロバート・デュヴァル
ピーター・フィンチ、ベアトリス・ストレイトと名優揃い、
ピーター・フィンチは主演男優賞を
受賞しますが、その直前に急逝
してしまい、アカデミー賞演技部門初の
死後受賞となりました。
今になって思えば、
ほぼ一方通行でありながら、
絶大な影響力があった
テレビというメディアは
かなり危険な代物だったかも
しれませんね。
ネット社会になって、それは
それで、いろんな問題は
ありますが、
この時代よりも、情報の中身は
中和されているような気も
しますね。
そんなことを考えさせれた作品でした。
面白いです。是非(^。^)
【人生はまるでロード・ムービー、
次回も一緒に過去に置き忘れた
宝物を探しに行く旅に出ませんか?】
それでは、また(^_−)−☆
