【はっとの勝手に名画鑑賞会】
第54回「汚れた血」
(1986)
レオス・カラックスの
アレックス三部作の二作目
「汚れた血」を観ました。
一作目の「ボーイ・ミーツ・ガール」
はモノクロでしたが、こちらは
カラックスの初のカラー作品となります。
前作はヌーヴェル・ヴァーグや古い
映画のオマージュを強く感じましたが
こちらの作品はそれを踏襲しながらも
オリジナリティのある新たな映像美
を追求しています。
しかもすべてがハイ・センス!
今見てもあざとい感じは皆無で
凄いスタイリッシュさを感じる
作品です。
スカイ・ダイビングからの
万華鏡のような美しい
パラシュートのシーンや
なんと!デビット・ボウイの
「モダン・ラブ」に合わせて
アレックスが疾走するシーンなどなど
映画史に残るような名シーンの連発です。
そして前作より、ちょっと
シャープさが増した
アレックス役のドニ・ラヴァンや
美しすぎるヒロイン
ジュリエット・ビノシュや
ジュリー・デルピー、
彼らが醸し出す刹那的な世界観にも
魅了されました。
これはね、好きな映画は何ですか?
とか聞かれた時に
「汚れた血」と答えたら間違いなく
あっ、この人映画のセンス良いな
と認めてもらえるような作品ですよ(笑)
DVDにはメイキングも
入っていたんですが、
CGがない時代にとんでもない
やり方で撮影をしていて
カラックスの映像に対するこだわりと
俳優や撮影スタッフの気合いの入り方が
半端ないことが思い知らされるので
こちらも観る機会があれば
是非観たほうが良いと思います。
二作目にして
こんな凄いことになって
しまっていて、
三部作の最後「ポンヌフの恋人」は
いったい全体どんなことに
なってしまうんだろう?と
ワクワクドキドキが止まりません!
早く観なきゃ!(^。^)
