【はっとの勝手に名画鑑賞会】
第53回「ボーイ・ミーツ・ガール」
(1984)

ヌーヴェル・ヴァーグ以降、
80年代に発生した新たな潮流、
リュック・ベッソン、
ジャン=ジャック・ベネックスと
共に「恐るべき子供達」と
呼ばれたレオス・カラックスの
初監督作品
「ボーイ・ミーツ・ガール」を
観ました。


三人の監督の中で、恐らくカラックス
が一番正当なヌーヴェル・ヴァーグの
後継者だなと感じました。

とにかく映像が斬新であり、
レタリングや音楽の使い方も
オシャレで上手い。
さらにかなりの映画マニアで
あることを匂わせる構成も
気が利いています。
ゴダールの再来と呼ばれているのも
よく分かりますね。
これを23歳で監督してるわけですから
そりゃあ、恐るべきだわ。

この作品以降の二作を含め
トニ・ラヴァン扮するアレックスを
主人公にした三部作が作られます。

このアレックスがまた
その時代を象徴するかのような
面構えで良い味出しているんですよね。

なんかフランス映画って
ヒロインはアンニュイで
とびきり可愛い女性が多いのに
なぜか男はイケメンとは言えない
野生的な感じが多いですよね。

これ、なんかフランス的な
美学と関係があるのかな?

昨今の日本のイケメンばっか
出ている恋愛映画とは
大違いで、イケメンではない
僕としては嬉しい限りですが(笑)

こういった映画は
ストーリーそのものよりも
雰囲気を堪能することが
醍醐味だと思うのですが
よっぽどセンスがないと
成立しない世界でもあるんですよね。

そういう点に於いても
とても素晴らしい作品だったので
アレックス三部作を
早く全部観たいなと思いました(^。^)