漢字の話
第1回めは【錆】です。
この文字は本来
『金属の澄み切った色』という意味をもつらしい。
今で言う『さび』とはちょっと様子がちがう。
金と青で出来た漢字なので『青』を調べてみたけど『澄み切った色』の意味とはちょっとちがうみたい。
錆の【青/ショウ】と云う音に関係があるのかも知れない。
なぜ『金属の澄み切った色』の意味になるのかは今回は断念(笑)
本来はサビの意味には
金と秀を横に並べた
『金秀/シュウ』←こんな字(携帯じゃ出なかった…。)
or
繍の字の糸を金に変えた字
『繍(糸を金に変えて)/シュウ』
(こっちも出なかった
)
この漢字を使うらしい。
多分共通する読みの『シュウ』って音が
古代中国の『ことば』で『サビ』を意味するんだと思う。
※『ことば』に音を示す漢字と『意味』を示す漢字をあてることを『形声文字』という。
とりあえず漢字としては本来『金秀』←がサビを意味する文字だそうです。
では、
何故日本では『錆』を使うのかって話です。
日本に中国から稲作が入ってきたのが
弥生時代(諸説あるが)
紀元前10世紀(3000年前)~3世紀(1700年前)だそうです。
同時期に青銅器文明と鉄器文明がほぼ同時に入ってきたそうです。
(※日本に青銅器と鉄器が同時期に入ってきたということは青銅の精製・加工技術は最初から最高水準だったであったろうと考えられる。また、日本でも弥生以前に既に青銅器を使っていたという説もある。)
その当時
(※弥生時代に最先端の青銅精製加工技術と鉄の加工技術が入ってきたと過程する)の青銅器は
実用的な硬度と粘度を考えて
五円玉(黄銅)と同じような割合で原料の
『銅+錫/スズ』が混ぜられていたのではないか?と考えられているようです。
※日本で使われている他の硬貨も「錫」の配合比を変えた『銅銭』らしい(※1円はアルミ)。現在の青銅とは10円玉と同程度の合金を云う。
ということは
青銅器が錆びてない状態は五円玉に近い色であったと考えられる。
使いながら
『黄色に輝くこの金属は時間経過とともに色が変わり腐食する』と
言うことを体験で学んだであろうと思われる。
そして
紀元前前後(2010年前)伝わったとされる漢字の
●日本語読み(訓読み)
●漢語読み(音読み)
●漢字の意味(意味)
を確認しあう作業のなかで
漢字の『金秀/シュウ』を
●さび(訓読み)
●シュウ(音読み)
●金属酸化(意味)
と
合わせる一方
漢字の『錆』を
●さび(訓読み)
●ショウ(訓読み)
●金属の澄み切った色(意味)
●金属酸化(応用意味)
として分けられた。
なぜ、古代日本人はこの
『錆』に『サビ』の意味を持たせることにこだわったのか?
これを言いたいだけに
ここに持ってくるだけに
2500文字使ってしまった

500文字くらいで終わるはずだったのに(笑)
『錆』を『サビ』と読ませた現実がある以上
漢字が入ってきた当時
古代日本人は『金属が酸化すると青(みどり)色になる』と認識していたのだろう。
それは即ち
その当時の日本人の身近にある金属が『鉄器ではなく青銅器』であったことを想像させる。
同時に
外国からもたらされた『漢字』というものに触れた古代日本人が前向きに、また、貪欲に漢字文化を取り込み向き合っていたことも想像出来る。
こう考えたくなるのは
漢字が入った時期に日本人が青く錆びない『鉄器』中心の生活をしていたなら伝来したままの
『金秀』になるか
鉄が酸化した色である『黒』や『赤』を当てはめ
『金黒』や『金赤』で『サビ』と読ませたのではないだろうか?
これはあくまで勝手な推測だが、『そこまでかけ離れてはいないだろう』とは自負している。
漢字の『錆』という文字から2000年前の私達の先祖の事を少しは身近に考えられたのではないだろうか?
このように
漢字と東洋史と日本語には深い繋がりが垣間見える。
漢字と言葉は私達に過去を知らせてくれる重要な価値のある文化であることを理解してほしい。
過去の文字規制の中で『国字、平仮名、カタカナしか使わない』と言う動きがある中で
沢山の文字が生き残ってくれた奇跡には感謝する他ない。
私達が日頃使う漢字は
2千年前の日本と
3千数百年前の中国の
様々な歴史が詰まっている。
現代の人間が使える
唯一のタイムマシンと言っても過言ではないかも知れない。
最後までありがとう。
エンディングソング
♪♪情熱大陸…♪♪


