原爆の日の広島は
いつも晴天な印象がある。
それはずっと昔に
起きた
ある実験から始まる。
約半世紀前の8月
破壊されていない街で
晴れわたった街が
原爆の標的となった。
原爆の威力を観測するために選ばれた街。
その街で
科学者は
爆発の行く末を見るために
晴天の空を悠々と飛んだ。
上空にいる
科学者からすれば
チリにすら見えない大きさの
人間が数多く死んだ。
その後間もなく
日本は終戦を迎えた。
そして毎年
この実験があった街で
追悼の式典が行われている。
この空を飛んだ科学者の目に
残された多くの人の悲しみが入るように
いや
天国に行った
多くの人に捧げるために
空は
澄み切った青を見せるのかもしれない。
平和の
願いを込めて。