先日、記事の中で(記事はこちら☆聴覚過敏を補うための道具として、ノイズキャンセリングのヘッドフォンをご紹介しました。
 
これを使用することによって、普通級に在籍した時の「何十人という人数が出す声、生活音(机に物を置く音、衣擦れの音、歩く音、机やいすがガタガタする音など)」を遮断することができ、授業中などは先生の声のみが綺麗に聞こえるなど、苦痛が減少し楽になるという、ある特定の発達障害の子にとっては魔法のようなツールです。
 
仕事をしている親族でも、帰宅した小学生の親族の子達の中にも、家の中でもヘッドフォンをしっぱなしの人間もいます。そうするとあらゆる雑音が聞こえなくなり、ものすごく仕事に集中できてはかどるのだそうです。田舎は静か、という印象があると思いますが、案外、色んな音がしていて結構うるさい時も多々あるのです。
 
そのヘッドフォンを実際に使っている親族の子達から、「効果がある・ないに個人差があるし、ヘッドフォンの好みも激しく違うからそこはきちんと書いておかないと、親が適当なのを購入してしまうと無駄になるかもしれない。気に入れば一日中、かなり長時間、つけているだろうから。」と指摘されました。
 
特に小学生の、最近、選びに選んでノイズキャンセリングのヘッドフォンを購入した子は、「耳に装着した時の圧迫感とか、耳周辺の音が気になったりする場合もあるし、それがわからずに買って使う予定の子供が嫌がったら、親が悲しむよ。」と言ってました。確かにそうです。高価なものだったので、大事に使うように親からも言われているから、よけいに「貴重なもの」という意識があるのかもしれません。
 
親族の聴覚過敏の子達は、先輩にあたる親族の中学生、高校生、大学生の子が使っている物を体験させてもらって購入する子が多いです。都会に住まう子は大型の家電量販店に行き、あれこれ試して購入したりしています。
 
その子達の意見を参考にすると、
 
・幼児や小学生は「装着感」を気にする。
・中学生・高校生・大学生は見た目も気にする(思春期なので)
 
・耳を覆うタイプが好きな人と、気軽にイヤホンタイプを好む子がいる
・ヘッドフォンの圧迫感は、使用している間に慣れる子もいるけれど、耳・頭の締め付け具合が痛く感じる子もいる。
 
・高い音、低い音のどれを消去してくれるのかはヘッドフォンによるので、「着けても効果を感じない」ようなタイプもある。
・ノイズのすべてを消去するものを好む子もいれば、大ざっぱに「話す人の声が聞こえるなら十分」と考える子もいるので、高価なものじゃないと対応できないとか、安価なタイプでもOKなものなどあるので、自分に合うものを選ばないといけない。
 
・寝る時にもつけたい人がいる。その場合は別に安くてもいいので耳栓タイプのものがいいと思う。ヘッドフォンタイプは寝返りがうてないので。
 
等々が、親族の子達からもらった意見です。
 
聴覚過敏という特徴がない人間にはわかりにくいと思いますが、彼らにとってのヘッドフォンは「視力が悪い人の眼鏡」と同じです。一度眼鏡をかけて「綺麗に楽に見える!」という体験をすると眼鏡を手放せなくなるように、ヘッドフォンも「綺麗に聞きたい人の声が聞こえる!耳に痛い雑音が気にならない程度にまで消える!」と手放せなくなります。
 
日常生活を快適に送れるようになると、体調も崩しにくくなりますし、なにより「集中して勉強・仕事ができる」とか「趣味の将棋・読書が楽しくできる」とか、そうした効果が実感できています。
 
親族の子達が実際に使っている物を聞いてきましたので、こちらで参考程度にのせておきます。必ず子供さんに装着させてみたり、体験したりして購入してみてください。
 

↓ おおざっぱに「雑音」を除いてくれるもの。

手軽に使えるので、このタイプを持ち歩いている子が結構いました。

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↓ ある程度の雑音は遮断してくれる防音のイヤーマフ。過敏が強い人には少し物足りないかもしれません。「防音」ですが親族によると、音を全体的に小さくしてくれる感じで、「聞きたい人の声などを引き出してクリアにしてくれるような性質のもんじゃない気がする」とのことです。イヤーマフは主に「音を遮断する」というのが目的だと思います。

 

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↓ これが特に、高校生や大学生、社会人の親族がイチオシのノイズキャンセリングのヘッドフォンです。ノイズキャンセリングなので、「聞きたい音(声)をクリアにする、聞けるようにする」ために周囲の雑音をなるべく消去してくれる、という性質のものです。ですのでこちらを授業中や会社の会議などで使う親族が多いのかなと思います。

 

そして聴覚過敏が強い男性親族はBOSE信者が何人かいます。このブランドのものを使いだすと他が使えないとか・・・(彼らの個人的な嗜好・意見です)

他のブランドのイヤーマフ(ノイズキャンセラー)とは違うらしいです。

 


BOSEというメーカーが有名らしく、中学・高校生の子が学校でつけていても「お、すごいな!」と周囲の同級生から高評価らしく、聴覚過敏の支援器具とは思えない、「オシャレ用品」の一つとして使えるので、思春期の年頃の子には学校でも通学中、電車の中でも周囲を気にせず使いやすい、とのことでした。

 

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以上、耳過敏でいつも具合が悪い様子の子や、幼稚園や小学校などの教室や講堂などに「人が大勢集まった時」にそわそわして落ち着かない、泣きだす、逃げ出そうとする、などの子も「聞こえ」が理由でざわざわ音が耳に痛く、気分が悪くなったりして平常心で過ごすことができていないかもしれませんので、こうした支援ツールを使うことで苦痛が減少し、快適に集団社会でのびのびと生活できるようになるなら、ぜひとも使ってあげてほしいと思います。

 

参考になれば幸いです。

 

 


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