先日、いつものように家事をしながらYouTubeを見ていたところ、漫才師、矢野・兵動の兵動大樹さんがご自身のチェンネルの中で、映画「The Father」について述べられていました。
アンソニー・ホプキンスがこの映画でオスカー主演男優賞を受賞しているので、ご存知の方も多いかもしれません。
内容 (上記Wikiより抜粋)
アンは80歳になった父親、アンソニーに認知症の兆候が見え始めたのを心配していた。アンソニーにヘルパーを付けようとしたアンだったが、気難しいアンソニーは難癖を付けてはヘルパーを追い出す始末だった。しかし、アンソニーの病状は悪化の一途を辿り、記憶が失われていくだけではなく、自らが置かれた状況すら把握できなくなっていった。困惑するばかりのアンソニーは苛立ちを募らせ、アンに当たることもあった。アンはそんな父親を懸命に支えていたが、気力と体力は消耗するばかりであった。
兵動さんが「自分もああなるのかもしれないと思うと、辛くて仕方なかった」と番組内でおっしゃっておられ、重い映画と知りながら夫と鑑賞しました。
鑑賞後、夫は「Tough to watch..」と感想述べておりました。
本当に、タフな内容だと思います。
子供がいない私たち夫婦のどちらかが、本人の母国語ではない土地で認知症になってしまったらどうするのか?
認知症になると、母国語以外の言葉を忘れてしまうと聞いたことがあります。
言葉が通じても大変なのに、日本語が通じないところで認知症を発症した場合、どうしたらいいのか…
(日本人コミュニティがある程度大きなところでは、日本語でのサポートを受けられる場所もあるようですが)
今のところ、我が家は夫の心身が洞窟ダイビングに耐えられなくなったら日本へ引っ越ししようかと話しています。
仮に夫が日本で認知症に罹ってしまった場合、英語でサポートを受けらるのか?
日本での生活ではなく、USに戻って私が認知症に罹ってしまった場合、私は孤独に耐えられるのか?
「人様に迷惑をかけてはいけない」と言われて育った昭和人間なので、夫に迷惑をかけつづけるのならばと自分自身の治療よりもまず希望するであろう安楽死を選ぶことはできるんでしょうか?
「たられば」を考えだしたらキリがなく、話し合ったところで限界があるのは100も承知なのですが、国際結婚「ハニー❤ダーリン」だけで死んでいけるほど楽なものではないですね。
そういえば、若年性認知症を扱ったこの映画もDVDを買って夫と鑑賞しました。