家を買うということ | 夫は火星(ロサンゼルス)から、妻は金星(大阪)からやってきた

夫は火星(ロサンゼルス)から、妻は金星(大阪)からやってきた

13歳年上の岡田真澄似アメリカ人夫と犬との生活 in 南の国・熱帯雨林エリア

今のジャングルのお家を初めて見た時から、「この家に決めた」と思っていた私。

時期ははっきり覚えていませんが、ハチが家に来る前だったんじゃないでしょうか。

 

 

その頃ロカは元気モリモリ婦人でしたが、LBの家から引っ越す頃には老いが進んでいるだろうな、と容易に想像できたので、彼女の足腰のためにもどうしても平屋がよかったのです。

平屋じゃないなら、1階にマスターベッドルームがあって、彼女がトイレに出入りできやすい設計となっているお家が希望でした。

 

 

その後ロカが亡くなり、このお家がマーケットから消えたり、また出てきたりしていましたが、私自身、一度も自分の目で見たことがなかったのに「この家に住む」という気持ちは変わりませんでした。(夫はバケーションでジャングルを訪れた際、数回この家を実際に見ています)

 

私がこの目でこの家を見たのは、オファーをいれた時の1回きりでした。

 

 

家の売買契約はなかなかスムーズに進まず、当初の予定からだいぶ後ろ倒しでの引っ越しとなりましたが、引っ越ししたその日、廊下の天窓から降り注ぐ日の光を見て、「やっぱりここでよかった 照れ」と思ったものです。

 

 

まっ、そんな温かい気持ちとは裏腹に、海にほど近いジャングルに建つ家というものは、家そのものだけでなく家についている装備も含めて、すべて朽ちるのが信じられなく早いことに気づかされる日々でございます。

 

 

メリケンの小金持ちさんが、家のリノベーションに大金を投じて付加価値を上げて売っては新しい家を買ってリノベーションする…という感覚とは違い、心地よく住むためには、どうしてもやっておかねばならぬという投資をこの半年で想像以上やってきました。

 

直近でいうと、
・高額電気代請求に対するソーラーパネルの設置 

他にも思い出せる範囲で
・玄関の壁の延長工事と入口の屋根の設置工事 
・屋上に設置しているプロパンガスのタンク交換 (ジャングルは都市ガスがありません) 
・シロアリに食われつくされていたキッチンキャビネットの総とっかえ 

 

を終えました。ほかにも思い出せないくらい毎月のように何かやってます。
 

 

 

我が家のアメリカ人夫・真澄はリタイヤするまでエンジニアで、かつ日曜ダイカ―なため、大概のことは自分でこなせるのですが、LBから引っ越しする際にほとんど全ての工具を人に譲ったのと、ジャングルという土地柄、資材がスムーズに揃わない、レイバー(作業人)さんの問題もあり、このような工事に想像以上のお金と時間がかかっています。

 

 

そして、このびっくりするくらいのペソ高。ペソ高。ペソ高。ペソ高。滝汗


 

庶民の我が家、アレもコレも同時にできるような余裕はないため、本当なら引っ越ししたらすぐに設置しようとしていたテレビも、夫用のピックアップトラックも「いつかね」と我慢しています。NetflixをPCじゃない大画面で見たい チーン

 

 

そして、メジャーなものとして控えているのが、

・水回りのコンクリート壁に無意味にはめ込まれた巨大ビーム(梁)の撤去と壁のやり直し 

👇熱帯雨林気候下に建つ家に、どうしてこんなものをはめようとしたのか? 前オーナーさんのアイデアだったんだと思うのですが、どうして施工主は湿気の有無で木材が膨張/縮小することや、シロアリにやられて後々大問題になるという、主婦でも分かるデメリットを説明しなかったのか…金さえ入れば何でもOKだったのか??

仕上げる際に、この部分だけを、木目調のタイルにするだけでよかったでしょうに…



・キッチン勝手口&各ベッドルームの屋根設置工事 
晴れたら晴れたでキッチンの勝手口窓からダイレクトに太陽光が差し込んで、まぶしすぎるのと、それによって気温が一気にあがります。で、雨なら雨で斜めに降ろうものなら、隙間から水が浸入してくるんですわ。屋根をつけることでこれらが抑えられます。

 

 

 

 

マイナーなものとしては、
・マスターバスルームのシャワーヘッドの交換。 ホース付きのやつがどうしてもいいんですよ。掃除するときにも役立ちますしね。(簡単なように聞こえて、水の配線の問題で、なかなかいいのが見つからない) 


・家中のペンキの塗り替え 

 

 

コンクリート壁のペンキって、10年持たないのか、ペンキそのもの品質の問題なのか、レイバーの腕の問題なのか…
これは、自分たちでやる予定ですが、不器用レベル西日本で5本の指にはいる私は現場監督しておいた方がよさそうです。

 

・家の壁にデキてしまっている、ひび割れ修理 

・各バスルームの洗面台キャビネットの総とっかえ (カスタムメイド) 

 

・玄関ドアの付け替え (←これは、市販品では合わないため、カスタムメイドになります) 

 

 

 

 

これだけでも計算するだけでぞっとしますが、1個ずつ片付けて行かんとね~と夫と話していましたが、つい最近、夫は

 

もう、家にまつわる工事を全部いっぺんに終えるのもありやな。

その都度やってたら、いつまでかかるか分からんし、僕もその都度洞窟ダイビングに行かれへんくなるし。

 

と言い出しました。

 

 

思いついた言葉を発せずには生きていけない夫なので、この発言がどこまで本気か分かりませんが、やるなら全部やってしまったらいいやん…と一瞬思いましたが

 

 

ってか、そのお金どっから出てくるんや?