中高生に英語を教える上で気になっていること | 英検®︎で中学生・高校生の英語力を上げる【武田塾】さかい初芝校

英検®︎で中学生・高校生の英語力を上げる【武田塾】さかい初芝校

南海高野線「初芝」駅から徒歩5分。
中1〜高3を対象にした英検®︎特化型の英語教室【武田塾】です。2023年4月より新たに英検準1級クラスを開講いたしました。英検2級を取得済みの生徒さんが対象となります。


今も、以前も、英語を教える中で、「今まで聞いたことがないから知らない」と生徒から言われた日本語がいくつかあります。


そんな場面に遭遇するたび、私は毎回、「うそやん!この言葉一度も聞いたことないん?!ほんまに?」とものすごくびっくりしてしまいます。


今回の話は小学生ではなく中学生や高校生の生徒たちですので、教える側の立場からすると、オイオイ・・・大丈夫かい・・・と危機感を感じるレベルなのですが、このブログを読んでいる大人の皆さんはどう思いますか?


たとえば、「一度も聞いたことがない」と生徒が言うのは、このような言葉です。



気候変動

授業の中で気候変動について説明できるかどうかを求められている場面ではなかったのですが、中学生・高校生から「一度も聞いたことがない」と言われたことがありました。「環境系の話で出てくる言葉だ」ぐらいはわかるよね?と内心思っていたのですが、ん〜〜、残念ながらそうじゃない中高生もいるんだそうです。


公共交通機関

聞いたことがないんだそうです。また、文字としては認識していても、「バス」や「電車」が頭に思い浮かばないんだそうです。



その他、このような言葉が「聞いたことない」の部類に入るそうなのですが・・・


・昇進

・ファーストフード

・ポジティブ

・フィードバック

・インテリア

・マイノリティ

・ジェンダー




カタカナで表現される言葉については、詳しく説明できなくても、「あ〜わかる、わかる」となる程度で十分なのですが、文字で書いて見せてあげても、やっぱり「見たことない」と言われてしまうことがあります。



大人の私からすると「街中にも、スマホにも、こんなに情報が溢れているのにな〜〜」「気候変動の漢字4文字ぐらいは見たことあるやろ〜〜〜?」と思うのですが、やっぱり子供は大人以上に「好きな情報にしか目がいかない」「興味のあることしか頭に残らない」ということでしょうね。



いやそれにしてもさあ・・・・・泣き笑いって話です。




この語彙の乏しさというのはすぐに向上するようなものでもない、というのがまた大変なところ。




日常で見聞きする(であろう)日本語の語彙レベルは、意外にも英語の出来を左右します。




英語は英語力の問題だけでもないんだよ、という一例でした。