【英語教室の現場の話】英語を伸ばすには「国語力」!と言われる理由。 | 英検®︎で中学生・高校生の英語力を上げる【武田塾】さかい初芝校

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教育雑誌などの表紙で、このようなフレーズを見かけたことはありませんか?


「英語を伸ばすには、国語力!」


これについては、私も本当にその通りだと思っています。



その理由をなるべくわかりやすく、そして納得してもらえるように、教える仕事を通してわかってきたことを書いてみます。


「国語力」というキーワード自体、かなり大雑把なものですので、まずはこのように変換して考えてみてください。



「国語力」とは・・・

→→日本語の語彙力がどれだけ多いか?の話


*ちょっと補足*
もちろん、そのほか細々としたものを含めると「論理的に述べる力」なども国語力に含まれると思いますが、今ここではあえて「語彙力の多さ」だけにフォーカスしようと思います。



たとえば英語の長文問題を解く時をイメージしてみてください。



英検など、自分の学年よりも先を行っている英語の内容と向き合う時、子供たちは必ず知らない英単語に出会います。


そんな時、中学生も高校生も(もちろん小学生も!)、頭の中では何をしながら読み進めているかと言うと、「推測」です。



わからない単語は推測しながら読みなさいよ、と教わらなくても、みんな無意識的に推測はしているのだと思います。




少し堅苦しい例えにはなりますが、英検3級に合格した後に準2級の勉強を始めた子を想定してみましょう。



うちの教室では、<二酸化炭素>carbon dioxideという単語を早めに教えるようにしていますが、それが長文問題の中で出てきた時にそこから試されるのが何かというと、


二酸化炭素の「排出」についての話なのか?

いやもしかすると

二酸化炭素の「削減」について書いているのか?

ん〜それとも

二酸化炭素の「減少」なんていうフレーズもよく耳にするしなあ〜


というように、日本語の語彙力を引っ張り出してきて当てはめてみるという作業を誰もが頭の中で繰り返しています。




その作業をする際に大事なのが


日本語の単語をどれだけ知っているか、です。



推測作業をする際、候補として挙げられる言葉が多いか、少ないか、それが子供たちの間で非常に差がある・・・それが現状です。



以上がリーディングの勉強で出てくる差の1つなのかな?と感じています。




その他の分野で例を挙げるとすると、英語のライティングと国語力の関係性でしょうか。



これは最近の教育雑誌などでも目にしますが、


「国語力とは、言葉の言いかえができる力のことだ」


というものです。



英検のライティングでは、自分の書きたいことをそのままバッチリ英語で表現できる子はいません。


もしいたとすれば、もう1つ上の級に合格する力がある子ぐらいです。


ほとんどの子は、「本当はこう書きたいけれど英語でどう書けば良いかわからない」という状態からのスタートです。



そのような時に行うべき作業は、英語で足掻く前に、日本語の言いかえ作業です。



残業する →たくさん働く


危険だ →安全ではない


環境を壊す →環境に良くない


勉強に集中できない →長い時間勉強できない


のような感じですね。



そこでやっぱり必要になるのが、日本語の語彙力の豊かさです。




もう何年も前になりますが、


「ポジティブ」という言葉を今まで一度も聞いたことがないと言う中学生がいました。


一度も聞いたことがない(とその子が言う)ので、一般的にそれが良い意味なのか・悪い意味なのか推測できず・・・という状態でした。


その他、「ファーストフード」って何ですか?という質問も中学1・2年生からありました。


英検のライティングトピックとして書かれている英文の中にあるfast food restaurantの意味がわからなかったそうです。


生活体験を通じて獲得する言葉の量について、子供たちの間でこんなに差があるものなんだなあ・・というのが衝撃でした!


それを思うと、アルファベットや基本的な英語のルールを習い終わった後、英語力が伸びる子・伸びない子に分かれるのも当然だと思いませんか?



推測する際に引っ張り出してくる日本語の単語数が少ないほどその推測は当たりにくいですし、言葉の言いかえをする場合でも、材料が不十分な中で頑張らないといけなくなります。



ここまでで、だいたいイメージが湧いてきましたでしょうか。


英語を伸ばすのには「国語力」が必要!の理由グラサンハート



最初は気にならない程度であっても、だんだんと国語力の差が英語力の差へとつながっていきます。



英語!英語!と言われるけれど、アカデミックな内容になればなるほど日本語の力が試される場面が増えてきます。



中学英語とその先を考えるならば、国語力は無視できないポイントですね。





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