【英語/ C問題】という無理ゲーにどう立ち向かうか？

先日から何度かブログに書いている、【大阪府：英語入試/ C問題】のえげつなさについて。

＜参考記事＞
【大阪府公立高校入試/英語のC問題】もしかして英検2級の方が簡単かも！？

実際に受験した大阪府の中学3年生や、塾講師の方々のリアルな声を知るには、ツイッターが一番です。


読み始めると止まりません。

一緒に笑ってしまいます。笑


「大阪府、何がしたい？」

「どんな15歳を想定してる？」

「パッと見、センター試験かと思った」

「C問題、吐きそう」

「これで制限時間30分て、無理ゲー」

「受験生を試す問題ではなく、教師や塾講師への挑戦状やろー」

など、ごもっとも！な意見が溢れておりました。




塾講師向けの入試対策セミナーでも、

「C問題は受験生たちが解けないことを前提に作られています」

という説明から入るという、

笑うに笑えない笑い話を先日ブログにも書きましたが、

ツイートされているリアルな声をご覧いただいた方は、そこも納得することでしょう。



とまあ〜、講師業をしていると、いろいろ愚痴ってしまうわけですが、

ここで吠えたからと言って来年・再来年すぐにC問題に変化が起きるわけではありませんので、

英語C問題という無理ゲーに
どう立ち向かうか？

という話に切り替えたいと思います。


思ったこと　その1
「かなり英語ができる子」は、英検2級を取得することに力を注ぎ、入試英語の得点読み替え率80%という優遇措置を真剣に狙ってみると良い！

ただし、本気で英検2級取得を目指すなら、遅くとも中1でその決断を下して計画的に勉強をすすめるべき。

「英検2級に何度か落ちるかもしれない」ということも想定しておくこと。

そして、親も子も、「部活の試合よりも英検の受験を優先できる」というぐらいの気合が必要。



思ったこと　その2

C問題の長文に取り組むのは体力・忍耐力が勝負となり、まさに「どんな15歳がこのC問題解けるねん？！」とあきらめてしまいがちだが、文法力がしっかりしている子はなんとかそこを乗り越えられる可能性がある。

どんな文法力が必要かというと、ピリオドまでが長〜〜〜〜〜〜い一文でもちゃんと意味を理解しながら読める力。

C問題の中ではどのような英文と向き合うかというと・・・

（例）選択肢の英文より：
The construction of Lake Biwa Canal was planned to promote industries in Kyoto by using the water carried by the canal.

・・・・・・・ってな具合です。笑


一文の中に、不定詞・受動態などがミックスされており、さらには省略されている英語もあり、ついでに中学生が混乱しがちな○○of○○のようなものも混じっているのがC問題のレベルだと思ってください。


いろんな種類が少量ずつ一面に盛り付けられたレディースランチのようなものです。
（良い例えが浮かばない。笑）



The construction of Lake Biwa Canal was planned to promote industries in Kyoto by using the water carried by the canal.

この長さレベルの文章が選択肢として4つ並んで置かれていますので、その中から正解を探します。


ちなみに、

英語は返し読みをせずに前からどんどん訳していこう

とか、

「後ろから前」に訳していく訓練をしましょう

とか

いろんな人がいろんなことを言いますが


自分で意味がわかりゃーそれでOKです。笑




思ったこと　その3

資料付きの長文問題が好きなら、C問題対策をがんばる価値あり。


いろんな生徒にC問題を見せたところ、資料付きの長文問題が好きかどうかはキッパリ分かれました。


資料があるから読みやすい、と感じる子と

資料があるからややこしい、と感じる子に分かれるようです。



資料があるから読みやすい、と感じる子にとっては英検2級よりもC問題の方が本気で取り組めるかもしれません。希望がありますね。訓練次第でさらに楽に読めるようになるかもしれません。


以上、

英語C問題という無理ゲーに
どう立ち向かうか？


という点について、自分なりに思ったことを書いてみました。


・・・まとめ・・・

1、英検2級を狙うなら決断早めに！
2、C問題は体力・忍耐力勝負だが、文法力でカバーもできる
3、資料付きの長文問題が好きなら、C問題対策をがんばる価値あり


それではまた＾＾

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