「相撲よ!」 69代横綱 白鵬 翔著
角川書店発行 編集 永井草二
編集の方が 実際は書いた本でしょうが、
書いてある事は 白鵬が語った事でしょう。
相撲は勝ち負けではない・・神事だ・・・と、
ある時から 彼は勝ち負けにこだわらなくなった。
「無意識」と言う領域にふれている。
座禅を組み 勝つ事にこだわらなくなったという。
いくら稽古をしても 結果に結びつかず、座禅を
薦められたという。
「肩の力を抜いて、お腹に力をこめて、ゆっくりと息を
吸って吐き出す。心を無にしなさい」と
禅寺の住職にいわれた。
そのようにして 瞑想して行く事でこれが「無」かな?
という感触がつかめるようになった。
土俵下の出番を待つとき じっと目を閉じると、
気持ちを集中する事ができたという。
そして無心の境地で 相撲をとることができる
ようになり、結果的に勝とうとしなくても、
勝つことができているようだ。
読んで見て思った事は 素直…。
先人の話している事、親方の事、周りの意見を
よく聞く事。 なるほどと、頷ける。
大相撲の真髄は 「心・技・体」。
彼はここにも注目している。 一番大切なのは「心」だ。
なぜならば一番先に 「心」が来ているのは
技が一番では ないからだ・・・という。
しかし、このなかで 一番難しいのも 「心」。
心を成長させる事が 一番難しい・・・と彼は自分を
振り返りいう。 彼の両親の教育も素晴らしい。
次の事を教えられたという。
自分より下の者か、上の者かは関係なく、同じように
接する。
一流の人ほど、周りの人を尊敬できるものである。
日ごろから努力を積み重ねれば、
神様はみていてくれる。
だから、少しずつ上に上がっていける。・・・・
この本を読んで 白鵬を ますます応援したくなった・・・。
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