BLM＝BLACK LIVES MATTERの抗議デモは１０日ほど全米で続き、ようやく落ち着いたと言う所。
ALL LIVES MATTER と言っている人もいるのですが、それを言ってしまったらおしまい。今回の運動は言ってみれば
マーティン・ルーサー・キング牧師の民権運動のセカンドバーションと言っても言い過ぎではない。
虐げられ、差別的・偏見から罪をでっちあげられたり、無抵抗なのに警察に撃ち殺されたりしてきた人たちの喘ぎ。
キング牧師の民権運動の後 人種・肌の色・出身国・性別・ハンディキャップ・家族構成など理由で差別して仕事を断る、
家の内見、家を貸さないと言うことは違法。 しかし実際には暗黙に存在しています。
かつて日系人も戦争直後は敵国の人種とみなされ、住めない地域があり。登記簿にNO JAP Allowedと明確に記載されていたところがあります。 私は見かけたことはないのですが、見た人はいます。
この民権運動は黒人のためだけでなく差別されやすい人に対しての底上げ。 キング牧師の運動で一番恩恵を受けたのは
白人女性の職場での出世のチャンスができたこと。日系人においても敵国人種ではなくなった。肌の白目の人種の向上
につながったと言う事実。
だから、BLMを揶揄してALL LIVES MATTERと言ってしまうと、なし崩しなってしまう。
去年まで所属していた岡本不動産はジャパンタウンにある老舗。創始者の岡本氏は戦後1945年以降日系コミュニティ
のための住宅サポートとして不動産業を始めたが、敗戦敵国人種のレッテルがあった当時はサンフランシスコの不動産協会に加入できなかったと言う話は業界では有名な話。
それから20年後にできた1964年のCIVIL RIGHTS ACT(民権法）により人種、 肌の色, 宗教, 性別 や 出身国による差別は違法となり、その4年後にFair Housing Act(公正住宅法）により住居による差別が違法となりました。
その後ハンディキャップや家族構成など付け加えられ、州とカウンティによってさらに細かい法律があります。
ですから、こう言ったBML運動で恩恵を受けていると言うことは忘れてはいけませんね。
それはともかくフロイドとショービンは顔見知りだったかもしれないとyahooニュースにありました。
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