新全日本都道府県歌再興委員会・第17弾!(3周年) | 孤独な音楽家の夢想

新全日本都道府県歌再興委員会・第17弾!(3周年)

 新全日本都道府県歌再興委員会が3周年を迎えました。

 試行錯誤、紆余曲折、七転び八起き・・・。どうにかこうにか、ここまでやってきました。と言っても、僕は何もやっていません。すべては委員長のクロちゃんがやっています。本当にありがたいことです・・・。彼は本当のクリエーターなのでしょう。機械が好きということもあるでしょうね。そして、新しいもの好き、というのもあります。では僕は・・・と言うと、そういうことは、まったくダメです。僕はどちらかと言うと、アナログ人間で、古いもの好きです。歴史や地理、宗教などが好きですが、この活動には、何の役にも立ちません。せいぜい、ロケで歴史的スポットや神社仏閣を推したり、それらを効率よく回るのに運転したりするくらいです。ですので、正真正銘、お飾りの会長となっています。・・・でも僕たちは、それでいいのです。動画で3人を見ていただければよく分かるとおり、3人のバランスがいいのだと思います。再興長のまっつんは、きっと、頭がいいのでしょう。記憶力が抜群で、特に音楽に関しては恐ろしいほど能力に長けています。そして、独特な感性を持っていて、委員会の飛び道具的役割を担っています。ともかく、3人は仲良しです。同じ釜の飯を食う・・・ではありませんが、いつも一緒に呑んでいるのがいいのだと思います。いろいろなアイデアは、いつも呑みながら、そして笑いながら出し合っているので、とても自由で、いい加減にゆるく、いい意味で適当です。そんな仲間内の肩がこらない感じがいいのかもしれません。これまで通り、気長にやっていけるといいと思っています。

 しかしながら、日本全国の都道府県歌すべてが完成するのは、一体、いつのことになるのでしょうか・・・。こればかりは誰にも分かりません。神さまだけが知っているでしょう・・・。年明けに、関東を制覇できたのは、本当に奇跡です。怒涛の追い上げがなければできませんでした。こういうものは、ある程度、勢いが必要ですね。けれど、日本制覇の壁は厚いでしょう・・・。皆さん、僕たちが挫折しないように、応援してください。

 

 コロナ渦にはじまった新全日本都道府県歌再興委員会。2021年3月13日に、卒業シーズンということで〈旅立ちの日に〉をアップしたのがはじまりでした。

 ・・・あの頃のことを改めて思い返すと、僕の価値観がまるで変わったことを実感します。コロナ前の僕は、とても盲目的だったように思います。戦後日本の高度経済成長期ではないですが、いろいろな意味で、自分という存在は、右肩上がりに成長し続けている、と思い込んでいたのです。どこからそんな自信が湧いてきていたのか分かりません。けれど、コロナをきっかけとして、決してそうではない、ということに気づきました。僕は一生懸命に背伸びをしていたのだ、と。既に足元がふらふらしていたのにもかかわらず・・・。僕は地にしっかりと足をつけることが大切だということに、はじめて気づきました。そんな当たり前のことが、当たり前でなかったように思います。地に足をつけてみて、世界の見え方がガラリと変わりました。とてもありがたいことです。まるで、野に咲く花のような気分でした・・・。けれども、残念ながら、コロナ渦に大切なものをたくさん失ってしまいました。仕方がないことだったのでしょう・・・。(仕方がないと割り切ることができませんが・・・。)しかし、神さまは僕を捨て置かなかったのです。その代わり、と言うと少し違うのかもしれませんが、コロナをきっかけとして、大切なものをたくさん得ることができたのです。・・・そう、そのひとつが、新全日本都道府県歌再興委員会なのです。

 特に、僕が嬉しいと思うことは、自分の歌を見直すきっかけになったことです。自宅で録音できる環境が整ったことは、とても大きいことでした。それまでの僕の歌は、とても主観的だったと思います。それが良い、と疑っていませんでした。しかし、録音というとても残酷な体験を経て、はじめて、客観的な自分の歌、というものに出会いました。・・・この視点が、歌にとって、とても重要なのです。僕は自分の部屋で、まるで鏡の中を覗き見るように、自分の歌に正面から向かい合っています。すると、良いところも、悪いところも、本当によく見えます。それを、ありのままに見る心を養わなければなりません。そして、何よりも大事なことは、創意工夫です。10回録り直すのならば、10通りのアイデアが必要です。100回ならば、100通りです。これは笑い話になりませんが、僕はあまりにも熱中しすぎて、エントランスのエレベーター前に、苦情の張り紙が貼られてしまいました。「昼夜を問わず激しい歌声が聴こえる」、と。本当にごめんなさい・・・。正直、こんなに熱中すると思っていませんでした。やはり、僕も、物作りが好きなのかもしれません。自分の美意識に照らし合わせて、嫌なものは嫌だし、良いものは良いのです。気持ち悪いとか、気持ち良いとか、そういう単純な感覚です。創意工夫とは、自分自身への探究心であり、意欲であり、成長であり、喜びであります。・・・おかげで、歌うことが、とても楽しくなりました。おかげで、音楽をすることが、とても楽しくなりました。本当に・・・。

 コロナ渦にはじまった新全日本都道府県歌再興委員会ですが、コロナ後の自分の希望のようなものを、この活動に見出しているように思っています。

 

 末長く、応援をよろしくお願いしいます。

 

◆【再興】関東地方の歌【まとめ】

https://www.youtube.com/watch?v=dWNxbAWoICE

 

◆3年間を振り返ったら『思い出がいっぱい』だった!

https://www.youtube.com/watch?v=dLWy1YCrC1g

 

by.初谷敬史