ローマへ | 孤独な音楽家の夢想

ローマへ

 11月19日よりローマに旅立ちます。「日本・バチカン市国外交樹立75周年記念事業公演」として、六本木男声合唱団ZZが出演します。

 今回はタイトなスケジュールですが、2つの公演があります。ひとつは、イエズス会の総本山「イグナツィオ教会」で、『最後の手紙』(三枝成彰作曲)を。もうひとつは、カトリックの総本山「サン・ピエトロ大聖堂」で、ミサ形式『レクイエム』(三枝成彰作曲)を。

 このミサの司式は、サン・ピエトロ大聖堂の最高責任者であるコマストリ枢機卿が執り行います。なんでも、ローマ法王の次に偉い方だそうです。ロクダンは、ミサ聖歌隊として出演しますが、その指揮を、僕が仰せつかっています。オペラがあったのでバタバタしていましたが、やるべきことはしっかりやってきたので、立派にその役を務めたいと思います。

 何千年にも渡るキリスト教のあまたの歴史と、世界中に広がる信者のさまざまな想いや平和の祈りが詰まった聖なる空間で、僕らの歌声がどんなふうにドームに響いていくのか・・・いまから楽しみでなりません。

 

■「日本・バチカン市国 国交樹立75周年記念公演」

11月21日(水)開演20:30

イグナツィオ教会

『最後の手紙』(三枝成彰作曲)

 

指揮:高井優希

管弦楽:オルケストラ・ディ・ローマ

ナレーション:林和夫

合唱:六本木男声合唱団ZZ

 

■「日本・バチカン市国 国交樹立75周年記念ミサ」

11月22日(木)開始17:00 

サン・ピエトロ大聖堂

ミサ形式『レクイエム』より(三枝成彰作曲)

 

司式:コマストリ枢機卿

指揮:初谷敬史

テノール:小沼俊太郎

オルガン:ジャンルーカ・リベルトゥッチ

合唱:六本木男声合唱団ZZ

 

by.初谷敬史