温かくなってきた東京です。
花粉も飛んで、テレワークでは鼻をすする音が響きます(笑)
北陸新幹線も開業ですね。車両がカッコイイ!
さて、昨日はとうとう行ってしまったのです、東京ジャーミィのイフタール。
今年は3月中旬~4月中旬までがイスラム教の断食、ラマダンの期間。その期間教徒は夕食だけ。
その夕食をイフタールと言って、大広間で皆で会し、食べられる喜びを分かち合おうという宗教的イベント。
トルコからシェフが招かれ、夕食がふるまわれて、日没の時間とともに食事がスタートします。
イスラム教の寺院は、教徒だけしか入れなかったりもしますが、東京ジャーミィはとてもオープン。
見学も自由、イフタールも近隣の家にはご招待のお知らせが配られ、ネット予約すれば誰でも参加可能です。
今日のメニュー。
ワタシは教徒ではないので、donation boxに食事代を入れて参加。(強制ではありませんけどネ)
この左側が男性の列で、食事配給でも列はキッチリ別れます。
完全なlady firstかというとそうではなく、基本交互に順番をとります。
この前方で、給食の配給のようにトレイに食事を入れて貰い、右手の大広間で皆で食事。
こんなにトルコ人を日本で見ることはないという程のトルコ人を目にすることになります。
ギットリとした、これぞトルコ人と日本人が想像するアラビア系の顔、アッサリした東洋人のような顔、
金髪にblue eysの西洋人のような顔、東と西がちょうど交わる地域の人達は本当に色々です。
トルコ人は恩義に厚く、もう何十年も前にトルコの災害で日本が寄付をしたことがあったようですが、「あの時はありがとう」とよく言われます。
日本はたくさんの国に災害の度に寄付はしてるけど、一般人に面と向かって「ありがとう」と言うのは、タイ人とトルコ人だなー。
左上の一見クリーミーなスープは、サワークリームだろか、酸っぱい味でした。ラムが入っています。
手前のおかずは、中近東でもよく見るもので、ここではクミンが効いていました。
りんごの手前のデーツは、カルディなどにあるドライタイプではなく、半生でメッチャ美味しかった!
大広間入口のトレイに置いてあったデーツを1つ貰って、ワタシはデザートに食べたのですが、
断食が終わって夕食を待つまでの間に、まずはデーツを食べる、というのが教徒の習慣のようでした。
こんなデーツが手に入らないかなと思って売店を覗いてみたけど、あのタイプは無かった。
”ウィグルのナン”というハードタイプのナンが売っていました。
トルコはパン、美味しいです。いつか買ってみましょ。
ドア一つ、工芸品も素晴らしい東京ジャーミイ。
イスラム教の経典は一度読もうと思って、すぐにgive upしてしまったけど、工芸品とイスラム建築には興味大。
不思議な照明が下がっていますが、トルコといえばランプ。
トルコの砂漠で遊牧民達は暑さをしのぎ夜移動するのにランプを使ったと思います。
「お清め所」という場所。
トイレの隣に、こんな洗い場があります。
洗ってる人を見たことはないけど、お祈りの前にこの椅子に腰かけて足を洗うのかな?
イフタールが終わって、外に出ると、すっかり夜。
月がキレイでした。