年初から災害や事故で、今年は厳しい幕開けですね。

被害に遭われた方々には1日も早く日常が戻ること、祈っております。

 

ワタシの年末年始は、小さなトラブル続きで結構ショボく^^;、12月後半遊んだツケも回って、仕事は1/3から。

そんな中で、ネット配信で観た映画など、記憶が新しいうちに書いておきましょ。

 

 

『川っぺりムコリッタ』

 

(画像拝借)

 

松山ケンイチ扮する前科のある若者が、出所後片田舎の工場で職を得て、近くのアパートに住み始めます。

人と絡みたくない青年ですが、アパートの住人達と食事を通して繋がり、生まれてこの方会ったことがなかった父親が孤独死した知らせを役所から受け遺骨を引取ると、住民達が葬儀を開いてくれるのでした。

 

センチメンタルな心情映画ですが、『かもめ食堂』の荻上直子監督なので、食事シーンが見どころ。

そして、松ケンが、1mmのズレもないと思うほど、ピタリとこの役にハマっていました。

 

(俳優になるべくして生まれてきた人がいるとすれば、この人もその一人なのでしょう…)

 

 

『Drive my car』

原作:村上春樹     2021年 カンヌ映画祭脚本賞受賞作品  

 

(画像拝借)

 

西島さん扮する主人公は、幼い娘と妻を病気で亡くした俳優兼演出家。自分の留守中に浮気を繰返した妻でも会いたくて会いたくて仕方なく、あの時に戻って自分自身をやり直したい、あの日自分が早く帰宅していたら妻を救えたかもしれない…そんな後悔を抱きつつ、毎日を送っています。

 

車好きでもある主人公ですが、或る日或る事情で或る期間、自分の娘が生きていたら同い年となる、三浦透子扮する運転手が専属で付くことになりました。彼女も又、災害で母を見捨てたことに良心の呵責を感じながら生きてきました。

或る出来事をきっかけに、「2日」というタイムリミットの中、この二人の同士は広島 ⇔ 北海道間を車で往復する旅に出るのでした。

 

北海道まで来て、ようやく西島さんは、残された者として生きていく覚悟を語り始めます。

「僕たちは、きっと大丈夫だ」― いやいや、強い彼女はそもそも大丈夫で、アナタが問題です(しっかりせぃ、西島~!と心の中で我思う)

 

ラストシーンは、この旅から数年後、舞台は韓国。

運転手の彼女は、西島さんの愛車SAAB 900を運転し、後部座先には犬を乗せています(首輪の色が違ったので、あの時の犬ではないと思う)。災害で負った頬の傷は手術で取り除かれ、彼女は韓国の生活に馴染み、定住している様子。

 

で、誰と? …そこは謎です。

 

西島さんと? いや、彼女は、こういう人と、いつまでも一緒には居ない気がする…

日本では韓国人主催の劇団に雇われていたので、その流れで韓国に来て運転手の仕事を?

車は西島さんから譲り受けたかな…

(だとしたら、一人でダイジョブかー? 西島~!と心の中で我思う)


村上作品と西島さん ― このシックリ来ない感じは最後までそのままで(西島さんは反対に、何故俳優を?と時々思う)、観ている間は、つまんねぇ映画だなーと思い、観終わった後はヨカッタと思った不思議な映画でした。

 

脚本賞は納得です。

村上さんの小説は英語・仏語に乗りやすいし、ヨーロッパの人はこういうの、好きだと思う(でも、村上作品が肌に合わない日本人には、拷問の3時間です ^^;)

 

別の配役でいつか又再演される、そんな予感がした映画でした。

 

 

他にも『VIVANT』を、ながら見中。

『半沢直樹』と『スターウォーズ』を足して割ったみたい視聴者の予想を裏切ろう、裏切ろうとするこの基本姿勢、ワタシは快くないけど(笑)、モンゴルの砂漠は圧巻でした。

CGも入ってるでしょうが、ロケには行ってますね。1話1憶円かかっているそうですが、ネットの世界配信で回収見込みだとか。

ドラマもネットで観る時代になりました。

30代のフランス人が『女囚さそり』の梶芽衣子さんを知ってたりしますから。

 

『何食べ』は、漫画も読んでる子が、season3はあり得ると話していました。

ジルベールが大ちゃんにプロポーズして結婚式を挙げる話など、大きなイベントがTVではまだだから、と。

 

忙しくてもドラマが観れる時代になりましたわ♡