先日合格した資格試験に対して、自分へのご褒美をあげてもいいかな、と思い立ち、久しぶりにアクセサリーを購入した。

インスタでたまに流れてくる、シリコン部で支える痛くないイヤリングがずっと気になっていたので、先日とうとうポチってしまい、今日届いた。早速つけて、時間が経っても痛くないかの確認中。今のところ、問題なくつけられているので使えそう。

そもそも、私の耳たぶはいわゆる福耳で、しかも結構分厚い。

だから、昔ながらのネジ式のイヤリングは痛くなって耐えられなかったし、痛くないようにゆるめれば落とすのではないかと気が気じゃないので、あまり楽しいものではなかった。

じゃあ、ピアスを開ければいいのだろうけど、穴を開けることも怖いに加え、こんなに分厚い耳たぶの穴を安定させるためには、ちゃんとケアをし続けなければいけないことを考えると、ズボラな私には到底無理だし、そこまでしてつけたいものとも思えなかった。

そんな40年あまりを過ごしてきて、今、技術の進歩でイヤリングが選択肢になり得るとは嬉しい。

 

自分の耳たぶに改めて注目して、思い出したのが表題のこと。

私の耳たぶには、もうだいぶ薄くはなったけれど、クッシング症候群になった時のニキビ跡がある。

私の場合、クッシング症候群の時のニキビの症状は本当に凄まじかった。

初めは顎だけだったのが、頬全体、顎下周り、眉尻、そして、ある日耳たぶにまでニキビができていて驚いた。

耳たぶなんてニキビができるはずがないと思っていて夫に話したら、夫は思春期ニキビができたことがあると言っていたので、もしかしたらそこまで珍しいものではないのかもしれないけれど、私にとっては衝撃だった。

手術の直前は、胸元と背中にも小さなニキビが大量に出ていたが、副腎がんを摘出して間もなく、胸元と背中のニキビは大量のかさぶたになってボロボロと落ちていった。

顔のニキビも、ムーンフェイスで膨らんだ頬周り以外はいつの間にか消えていき、耳たぶのニキビも比較的短い期間しか存在していなかったと思う。

頬周りのニキビ、というか、頬周りに溜まった油分が白く固まってひたすら毛穴から排出されていく状況は、本当に本当に本当に辛かった。

娘を出産して育休1年半を取ったから、最低限の外出で、最低限の人としか会わず、大きなマスクをしていればやり過ごせる日々だったから耐えられたけれど、毎朝の洗顔後、白く膨れ上がったニキビを潰して油分を押し出す作業は半年以上ルーティンとなっていた。

ニキビを潰すなんてご法度のはずだろうけど、どうしても上手く潰せなかった右顎下の骨のラインは、今でもニキビ跡が集中しているから、やっぱり潰してよかったのだと思うことにしている。

もちろん、頬はニキビ跡からのシミだらけになっているが、陥没は幸い年々目立たなくなった。

皮膚科にかかっていればもっとよかったのかもしれないが、生まれたばかりの娘を抱えて、雪の中外出することの負担は相当だったし、一般的なニキビではないことは分かっていたので、皮膚科医のリアクションにがっかりすることが怖かった。

内分泌科医にも手術後ニキビが辛いことは少し伝えたこともあったような気がするけど、特にコメントも得られなかったし、手術前に、時間が経てば回復するが半年以上かかるかも、と言われていたし、これ以上期待してはいけないのだと思っていた。

もしもお金に余裕があるなら、シミ取りをしたい。

 

そんなことより、CT撮影が先日あった。

無事、がんの再発所見なし。本当によかったのだが、正直、そんなことより続く結構な量の不正出血と下腹部痛の方が気になって、卵巣は大丈夫なのかをまず医師に聞いてしまった。

結果、やはり卵巣は腫れているらしい、が、危険な状態とまでは言えないようだった。

そして、ミトタン(オペプリム)を一日1カプセルにして、レルミナを止めてから初めての血液検査。

結果、エストラジオールは648とやはり高かった。

婦人科にもその結果を持っていき、出血、下腹部痛の状況もあって、今はジエノゲストを中断してリセット、つまり月経を起こして一度子宮の中をきれいにしようとの試みをすることになった。

今は、下腹部痛はやや落ち着いて、生理の時の身体の重だるい感じがする。ちゃんと、出血が止まってくれるといいのだけど。

ちなみに、ミトタンを止めるという決断は私も医師もできなかったので、当面1日1カプセルで続け、半年後にCTをまた撮って検討となった。

お金には代えられないとは分かっているけれど、今年の医療費もかなりしんどいなあ。