昨日、今日は、朝食を食べる前頃になると、胃の辺りから喉やおでこにかけて、とにかく気持ちが悪い、としか言いようのない状態になった。

一昨日の基礎体温が36.80℃と、随分高いな、と思っていたら、昨日の朝は36.42℃とグッと下がったのが影響しているのではないかと思っている。今朝の基礎体温も36.40℃だった。

レルミナでエストラジオールは抑えられていても、何らかホルモンバランスの急変化は相変わらず起きているんじゃないだろうか。

昨夜は、寝ている間にホットフラッシュが起きたようで、何度か暑くて目が覚めた。

なかなか寝付けないので、掛け布団をゴソゴソと掛け直していたら、約30年付き合ってきたBurberryのタオルケットの襟元がとうとう破けてしまった。特にすごくお気にいり、という訳ではないけれど、ここまで付き合いが長いとあまりに生活の一部になりすぎて、かなり擦り切れているのは分かっていたけれど、どうにも処分できずにいた。

いよいよもうお別れして、新調してもいいかな。

そんなことをうつらうつらしながら考えつつ眠りにつき、朝になったらさっき言ったように調子が悪い。

 

昨日は、外出予定もなかったから午前中は横になっていた。

横になると頭痛がしてきたが、起きて薬を飲むことがどうにも億劫で、結局午前中は寝て終わってしまった。

具合が悪いと思いながらも、簡単な昼食を家族分も用意し、食べていても、食べ終わっても不調は続く。

いよいよ頭痛がはっきりしてきたので、諦めてマクサルトを飲んだ。

すると、1時間弱くらいですっきりとしてきて、掃除機かけをするまで回復した。

頭痛時のマクサルトは、前職に在職中からかなり助けられてきた。

でも、仕事がない時に飲むのはなんとなく勿体なくて、それと、一応高血圧には禁忌となっているから、できるだけ飲まずに済むなら飲まないようになっていた。処方してくれている内分泌科医からは、血圧は上が170とかでなければ大丈夫、と言われたのだけど、前にも書いたが脳血管疾患は怖い。

昨日に引き続き、結局今日も外出先の車の中で飲まざるを得なかった。

お陰で、ちゃんと回復して、食べたかったものも美味しく食べられたし、買い物とか予定していた以上に活動ができたのだからよかったのだけど。

 

頭痛に関しては、苦い思い出がある。

5〜6年程前だろうか。休日の昼過ぎに頭痛が起きて、やはりマクサルトを飲むのをケチって横になっていたら、どんどん頭痛がひどくなり、眠ることもできずにひたすら耐え続けたことがあった。

頭が痛いと、何も見たくないし、聞きたくないし、物事を考えるにも頭が回らないしで、とにかく苦痛に耐えるしかない。

開頭手術を受けたことはないけれど、術後の苦しみというのはこういうものなのではないか?と想像するくらいだった。

気づけば夕飯の時間が近づいていて、夫が用意してくれていたが、とても食べられる気がしない。

そして、とうとう嘔吐してしまった。

これは非常事態だと思い、かかりつけの内分泌科医のいる総合病院の救急に電話をして対応を相談した。

すぐにコートリルを飲んで、それも吐いてしまうようだったら、副腎不全の危険があるので救急に来るように、とのことだった。

コートリルを何とか飲む。しかし、間もなくして吐いてしまった。

当時、義両親は休日だったので義実家に戻っていて不在、娘は夜に一人で留守番ができるような年齢ではなかったので、タクシーを呼んで一人で救急に行った。

タクシーの運転手さんは、私自身が患者だと知って驚いていたけれど、タクシーの中では意外と落ち着いていた。

病院に着くと、たまたま救急の当直医が内分泌科が専門の医師で、とても話が早かった。

ソル・コーテフというコルチゾールに相当するステロイド剤の点滴と、吐き気止めを点滴してくれるということになった。

しかし、私の血管はクッシング症候群のせいで脆くなっているからか、若手っぽい看護師さん?研修医?が2回点滴針を刺すのに失敗。見兼ねて、その先輩っぽい人がしょうがないな、という感じで替わったが、その人も失敗。

担当医師は、クッシングだったからだろう、とフォローしてくれていたけれど、先輩の面目を潰してしまったようで申し訳なかった。

結局、最終的にはその担当医師が刺すのを成功させたんじゃなかっただろうか。

その後、点滴が無事入ったことに安心したのか、ベッドの上でまた吐いてしまった。

点滴後、医師からは「来た時に比べて、すっきりした顔になった」と言われた。他人の前だと気が張っていて自覚がしにくかったが、確かに身体は軽く、回復していた。

 

もう2度とあの日のようなことのないように、とは思っているのだけど、休日の頭痛はどうしても服薬のハードルが上がってしまう。

休日こそ動けなければ、家族との思い出も残せないよ、と改めて肝に銘じる。