最近寒くなり、更に寝起きが辛い。
どうにか起き上がって、一番にすることは、コートリルとレルミナを飲むこと。コートリルは、コルチゾールを補うために必要不可欠な薬だ。
レルミナは、服用後30分以降でないと食事ができないが、朝食の時間あたりが一番体調が悪い。
なんとも言えない倦怠感。日によっては、突然一時的な頭痛などなど…
平日は、夫や娘に合わせて起きるけど、土日に欲求のままに寝て起きてしまうと、いっぱい寝たはずなのに更に身体がしんどい。
前の仕事をしていた頃は、仕事に行くのが憂鬱だから起きるのが嫌で、それでも、仕事に行かないといけないから、発熱とか致命的な不調でなければ無視して家事を猛スピードでこなして、とにかく出勤という目標めがけて動けた。
土日は、起きるのは遅めだけど、仕事がないという開放感で不調があってもあまり気にしていなかった。
仕事を辞めれば気持ちに余裕ができるし、寝起きはよくなるかと思いきや、間違っていた。
最近観たテレビ番組で、朝起きるためにコルチゾールが必要、とやっていた。
そういえば、この前の内分泌科の受診時に、コートリルの服薬量を相談していて、夕方以降に飲むコートリルは、あとは寝るだけだからどうしてもケチってしまう、という話を私がしたら、主治医から「そうすると、翌朝が辛いからね〜」と言われた。
副腎の機能を低下させるミトタンを飲んでいるので、私の身体からは天然のコルチゾールはほとんど出ていない。
12年以上もこの身体と付き合っているのに、本当に今更ながら夕方のコートリルの役割に気づいた。
そして、以前は毎朝、実は結構しんどい状態を無理やり乗り越えて生活していたのでは?と気づいた。
おそらく、仕事モードということで、アドレナリンとか別のホルモンが働いていたのかもしれない。
コルチゾールは日内変動するホルモンで、朝が一番高くて、夕方にかけて徐々に低下していくホルモン、ということは主治医から説明を受けていたし、「もっと天然に近い形で服用できるといいのにね」、と言われていたのに、実生活にどう影響しているのかがいまいちわかっていなかったらしい。
処方されているコートリルは、一応「夕食後」という処方なのだけど、残業のために17時の定時になったらすぐさま飲むような習慣になっていた。というか、もう夕方にはしんどかったし、体調次第では16時くらいにフライングして飲んでいた。
何なら、17時以降の方が事務処理に集中できるし、帰宅してからも、娘の世話なんかに手を取られれば、結構なコルチゾールを必要としていたのかもしれない。
前の仕事に新卒で就職して6〜7年くらい、日中も相当仕事で消耗はしていたが、残業で事務処理に集中することにも相当消耗していた。夕方のコルチゾールはカツカツなのに。おそらく副腎に腫瘍ができ始めたのは、こんな生活を続けたせいだったのでは、と勝手に考えている。
ここ数年は、娘が成長して、入浴や食事、寝かしつけなんかのお世話から手が離れるにつれて、残業の方にシフトしていっていた。
結局、自分の身体を大切にする働き方ができない自分にまた戻っていた。
そんなことに反省しつつ、起きぬけのコルチゾール不足の中、よく毎日仕事に行っていたな、と少しは自分を褒めてあげてもいいかな。