全5回でお伝えしている「SL銀河」の乗車レポートです。
その①では概要と外観を、
その②では車内と花巻駅の様子をお伝えしました。
今回、その③では、花巻駅~宮守駅到着前までの様子をお伝えします。
⬛️いよいよ出発
10:07、「SL銀河」は盛岡方から後ろ向きで入線してきました。
出発まで、たっぷり時間があるのはありがたいです☺️
SLの横では、花巻の伝統芸能「鹿踊(しかおどり)」が披露されています。
演舞が終わるとSLの前に並んで、一緒に写真撮影にも応じてくれました。
駅員さんも横断幕を持って、記念撮影に応じたり、お見送りの準備をしたりしていました、
いよいよ出発の時刻。
美しい外観を見ていたいところですが、列車に乗り込みましょう。
座席は4人用のボックス席。
10時打ちで売り切れるくらい人気がありますので、まずは座席確保が必須です。
陸中大橋駅付近のオメガカーブが見られるので、進行方向右側がおすすめです。
窓から、外の景色を見ると、窓にも星のシールが貼られていました。
⬛️新花巻駅
10分ほど走ると、東北新幹線との接続駅である新花巻(しんはなまき)駅に到着。
3分間ほど停まるのでホームに降りてみます。
釜石線のホームは傍線ホームですが、壁面には「銀河鉄道の夜」の装飾がされています。
新花巻駅の駅名標はこちら。
エスペラント語の副駅名は、「ステラーロ(星座)」です🌟
東京発7:56発の「はやぶさ103号」に乗ると、新花巻に10:37着。
10:50発の「SL銀河」に接続しているのですが、今日は新幹線から乗り換えてくる方は、ほとんど見られず😅
きっと、地元の乗客が多かったのでしょう。
⬛️銀河ステーション
新花巻駅を出ると、どんどん郊外に向かって行きます。
10分ほど走り、11時ちょうど、「ブリーラ リベーロ(光る川)」こと、土沢(つちざわ)駅に到着。
この駅は、釜石線の全身である岩手軽便鉄道の開業当時の終着駅です。
そのため、「銀河鉄道の夜」の始発駅「銀河ステーション」のモデルの駅と言われています。
そんな話を聞いていると、ここからいよいよ銀河鉄道の旅になるのかもしれません。
SLから立ち上る煙がいい雰囲気です。
「カムパネルラ、そろそろ出発するよ」なんて、セリフが似合いそうですね。
花巻市から遠野市へと向かいます。
もうすぐ、宮守(みやもり)駅という頃、車窓右手には、これから渡る宮守川橋梁(めがね橋)が一瞬見えます。
列車は、宮守駅で12分間停車した後、観光ポスターでも有名な宮守川橋梁(めがね橋)を渡ります。