■黒いかもめ
博多~長崎間を結ぶ特急「かもめ」号には、885系電車で運行される「白いかもめ」と787系電車で運行される「黒いかもめ」があります。
グリーン車はどちらにも設定されていますが、黒いかもめ」のグリーン車はなんと3種類もあり、グリーン席デラックスグリーン席グリーン個室に分かれています。
グリーン車が3種類もあるなんて、まるで「サフィール踊り子」号のようですが、「黒いかもめ」には1両に3種類が混在しているのです🙌
 
列車が入線してきました!
 

 
黒いかもめ」といっても、車体色はダークグレーです🎨

本当に真っ黒なのは「36ぷらす3」です😌


 
 
まずは早速、デラックスグリーン席を見学。
写真の2席(海側)と1席(山側)の計3席の贅沢空間です。
 

デラックスグリーン席の様子は こちら 。


デラックスグリーン席は、株主優待券を使うと半額で乗れるので、最後の最後まで迷いましたが、最終的にはグリーン個室を購入してしまいました😂😂
(グリーン個室利用の場合、特急料金・グリーン料金とも株主優待の割引対象外で、運賃のみ割引されます。)
 
 
それでは乗り込んでみましょう!
 
■グリーン個室
グリーン車は長崎方の1号車です。
デッキの壁は木目調になっていて、高級感があります。
 
 
グリーン席やデラックスグリーン席に続く通路の入口に、「SALOON COMPARTMENT」と書かれた個室へのドアがあります。

右側のガラス扉の先は、グリーン席とデラックスグリーン席です。
 
 
それでは、ドアオープン!
(本当は、乗車の際には個室のドアは開いています😅)
 
グリーン個室の内部は、リクライニング座席が1脚と、L字型のソファが配されています。
リクライニング座席は長崎駅方向を向いていて、内側に45°回転させることができます。
 
 
L字型のソファも快適です。
小柄な方でしたら、ソファで横になってみるのもいいかもしれません😁
 
社長室のような雰囲気で、この列車で間違いなく最高な空間です✨✨
 
 
中央にあるテーブルはそのままでも使用できますが、折りたたみ式になっています。
 
 
広げてみると、お弁当や飲み物などを広げられる大きさになります。
この後、長崎駅で買い込んだビールやおつまみが広げられたことは、言うまでもありません🍺
 
 
カードゲームをやるのもいいですね😌
 
■密室からの景色
個室なのでドアを閉めてしまえば、完全なプライベート空間ですが、この個室のすごいところは鍵が付いていること🔓️

出発してほどなくすると、車掌さんが検札にやってきますが、それ以降は鍵を閉めてしまえば、完全に密室です😎

使い方は人それぞれでしょうが、トラベルミステリーの舞台になりそうです。
⚠️公共交通機関の車内ですので、節度のある使い方を心掛けましょう。
 
 
諫早を出ると、海の近くを走行します。

特に海が近い、小長井(こながい)付近からは、諫早湾越しに雲仙普賢岳がくっきりと見えます🌊

 
この区間は、来年秋に西九州新幹線が開業すると、特急列車は走らなくなってしまう区間。
グリーン個室から眺めるこの景色も、いよいよ見納めです😢

見渡す限りの水田が広がる景色に変わると、列車は佐賀県に入っています。
 
 
海が近い小長井駅の様子は こちら 。



■まとめ
長崎~博多まで、2時間が短いと思えるほど快適だったグリーン個室🙌

西九州新幹線が開通するまで、あと1年半を切りました。
今のうちに、乗ってみてはいかがでしょうか。
 
「個室なんて、高いのでは?」と思われるかもしれませんが、グリーン個室料金は、普通のグリーン席2名分の料金です。
そのため、2人でグリーン席に乗るなら、同じ金額でグリーン個室に乗ることができます。
(3人以上ならグリーン席より割安ですし、お子様連れにもおすすめです。)
 
もちろん1人で乗ることもできますので、贅沢な使い方をするものよいでしょう🤔