■群馬のSL
群馬のSLは高崎駅を起点に水上方面への「みなかみ」号(冬期運休)と、横川方面への「よこかわ」号が運転されています。
機関車はC61とD51の2種類、客車もレトロな旧型客車と青い12系客車の2種類があります。
また「みなかみ」号は往復ともSLで牽引されますが、「よこかわ」号は片道SL、片道ELまたはDL(電気機関車またはディーゼル機関車)での運転となり、往復どちらがSLになるのかは運転日によって変わります。
(これは、横川駅に機関車の向きを変える転車台がないためです。)
■鬼滅の刃とコラボ
2020年10月~12月の期間は、アニメ「鬼滅の刃」とコラボレーションし、キャラクターのヘッドマークや装飾が施されました。
ヘッドマークは毎月変わり、上の写真は12月のヘッドマークの煉獄 杏寿郎です。
日差しを浴びて、黒光りする現役のSL。
ついついカメラを向けてしまいます📷️
先述のとおり、反対側にはEL(電気機関車)が連結されています。
今日は、昭和55年製のEF64 1001号機です。
上越線の他、現在は中央西線や伯備線などの山岳路線で活躍しています。
EL(電気機関車)側のヘッドマークは、デザインが異なっています。
他にも鬼滅の刃とのコラボで、往路は煉獄 杏寿郎、復路は竈門 炭治郎の声で車内放送があります。
■客車
客車はレトロな旧型客車です。
窓下にところどころみられる「白い3本の縦線」はかつての3等車(現在の普通車)を示しています。
窓の周囲が白くなっているのは、キャラクターのシールが貼ってある部分です。
(キャラクターは車内からしか見えません💦)
車内は客車によって多少違いがありますが、ニス塗りのボックス席が並び、本物の網でできている網棚など、今や博物館でしかお目にかかえないような車両です。
もちろん冷房はありませんので、夏場は要注意です。
そんな旧型客車の中でも、戦前生まれで、JR東日本の営業用車両の中では最古参の車両が、私が乗車した6号車のスハフ32-2357です↓
現在運行中の東日本の車両では唯一の本物の木の床の車両。そこには隙間があって、薄っすらと線路の様子が見えたりします。
(下の写真で、中央の板の隙間なのですが、おわかりになりますでしょうか。)
窓が2枚で1ボックス席という珍しい割り当てでだったり、車端部の席には肘掛けすらなかったりしますが、レトロな雰囲気を一番感じられる車両です😉
なお、旧型客車は検査の都合もあり、運転日によって編成の組み換えが行われますので、必ずしも6号車に連結されるわけではありませんので、ご注意ください。
他の車両は、シートモケットが緑色で、少し新しい感じがします。
こちらの車両は最近リニューアルばかりで、群馬県の自然や名所がデザインされた織物調のブラインドになっていました。
群馬県のゆるキャラ「ぐんまちゃん」がデザインされたブラインドもありますので、さがしてみてくださいね😉
■ラウンジカー
2020年10月から、旧型客車にお目見えしたのがラウンジカー。
奥は車内販売カウンターで、手前は自由に使える共有スペースになっています。
磯部駅~横川駅間で、SLトレーディングカードが配られます。
全40種類あるそうですが、開けるまでどんなデザインかはわかりません。
ちなみに私がいただいた左下のカードは文字がキラキラしているレアカードなのだそう✨
横川駅到着後は、碓氷峠鉄道文化むらや、めがね橋までの廃線跡ハイキングコースなどいろいろな楽しみがありますが、碓氷峠鉄道文化むら内でも、アニメ「鬼滅の刃」とのタイアップが行われており、多くの方が鉄道文化むらに足を運んでいました。
⚠️「鬼滅の刃」とのコラボは2020年12月で終了しています。
2020年の鉄始めに「ELぐんまよこかわ」号に乗車したときの記事もごらんくださいね。