■飯田線秘境駅号
秘境駅とは、周辺に道路や人家がなく、鉄道以外でたどり着くことが難しいような立地の駅のこと🤔
 
鉄道愛好家の牛山隆信氏が、秘境駅ランキングなるものを発表しており、飯田線にはこのランキングに入る駅がいくつもあるのです。
ちなみに牛山氏の秘境駅の格付けには5つの要素があり、秘境度、雰囲気、列車到達難易度、車到達難易度、鉄道遺産指数なのだとか。
 
そんな秘境駅は列車本数も少なく、1日でいくつも駅を巡ることは難しいのですが、それを効率よく巡ることができる観光列車が、JR東海が運行している「飯田線秘境駅」号なのです🙌
 
 
春と秋の数日間ずつしか運行されないのですが、人気があって今年で10周年!
今年は「10周年飯田線秘境駅」号として運転されました🎊
 
 
今回は同行者に窓側を譲って、チョロチョロ動きまわる私は通路側です😁

ただ秘境駅での乗り降りが多いので、お1人様でも通路側の方が自由に身動きできるので気楽かもしれません。
 
全席指定の3両編成なのですが、おおむね2両は団体パックツアー(JR東海ツアーズ、阪急トラピックス等)で占められているため、普通に指定席券を確保するのは至難の業です。
 
全4回に分けて、「飯田線秘境駅」号の乗車記をお届けいたします👏
 
 
■豊橋駅
急行券とある通り、急行列車なのですが、豊橋~飯田間は、特急「伊那路」号ならば約2時間40分。
各駅停車でも約4時間のところ、この列車は停車駅が多いこともあり、なんと5時間40分もかけて走ります。
 
 
今秋の運行初日ということもあって、見たこともないゆるキャラたちも駆けつけてくれました。
真ん中は、JR東海のICカード「toica」のキャラクターのひよこでしょうか🐤
 
 
豊橋駅のホームには、飯田線のジオラマが展示されていました。
こちらは、有名な「渡らずの鉄橋」をモチーフにしている作品ですね。
※「渡らずの鉄橋」はその②でご紹介します。
 
 
車両は、特急「伊那路」「ふじかわ」などで使用されている、373系3両編成。
ホーム先頭部分では、報道関係の方も数多くいらっしゃいました。
 
 
毎年変わるヘッドマークは、随分と手の込んだデザインです。
 
 
 
■お弁当調達
秘境駅に向かうのですから、飲食物は豊橋駅で確保しておかなくてはなりません。
ということで、豊橋駅弁の壷屋さんで調達🍱
 
まずは、掛け紙に秘境駅のイラストが描かれている「飯田線秘境駅弁当」(1,130円)。
飯田線沿線をイメージしたという内容で、秘境駅号が走らない日にも販売されている人気の駅弁です。
団体ツアーの方のお弁当もこちらでした。
 
 
定番の「秘境駅弁当」の他に、もうひとつ買っておきたい駅弁が、「酒味の串ずくし」(650円)。
 
お酒のつまみにぴったりな串に、おこわのおにぎりが2個入っていて、呑み鉄大満足の一品🍶
 
すでに、掛け紙を外して、ビールも用意しちゃっています😁
 
 
それでは、出発です!

 
■乗務員さん
豊橋駅での盛大なお見送りを受けて出発進行!
列車には、運転士さん、車掌さんのほかに、オレンジ色のウインドブレーカーを着たおもてなしスタッフの方が乗務。
 
最初はツアーの添乗員さんかと思ったら、列車全体の添乗員さん的な位置づけで、記念品を配ったり、駅での時間管理をしたりして列車の旅を盛り上げてくださいました🤗
 
 
スタッフの方の手厚いおもてなしとともに、「車内コンテストで優勝したスーパー車掌さん!?」のユーモアたっぷりの車内放送がさらに旅を盛り上げます⤴️⤴️
 
「この列車にはWifiサービスはございません。どころかこの先には電波が届かなくなるところもございますので、、、」とか
「飯田線、夜になりますとイノシシやカモシカのナイトサファリ状態となります🐗」などなど。
 
 
またこの列車の客層は、2~3号車は団体ツアーのお客様なので、50代以上のご夫婦連れがメイン。
彼らが大人しく座っているのに対し、個札発売の1号車の乗客は明らかに同好の士たち(笑)
 
駅に着くと真っ先に降りる者(私ではありませんよ)、運転席背後にかぶりつく者、スーパー車掌さんの車内放送を録音する者、「仏生山」の駅名キーホルダー付けて落ち着きなくウロウロする者など様々。
 
とはいえ、悪態をつく者いませんでしたので、快適でした😉
 
 
■新城駅
最初の停車駅は、新城(しんしろ)
停車時間は24分。ここは秘境駅ではありませんが、待合室で物産市が行われています。
 
 
以前は、豊橋方に跨線橋があったのですが、現在では飯田方の構内踏切を利用して駅舎に向かいます。
 
 
待合室では、お土産やお惣菜が売られているのですが、一番人気は奥三河バーガー
イノシシのメンチを挟み込んだハンバーガーです。
 
 
販売数は数個しかありませんので、入手できたらラッキーです。
 
って、しっかりゲットしてきましたけど😋
 
 
臭みもなく、美味しくいただきました👍 
 
ホームに戻ると、記念撮影用の看板が用意されていました。
 
 
飯田線秘境駅」号の旅は、まだまだこれからです。
 
48時間おきに続編をアップしていきますので、ぜひ次回もご覧くださいね😉