国鉄型の特急車両が活躍する場も少なくなってきましたが、国鉄らしさが残る特急といえば、岡山~出雲市を結ぶ「やくも」ではないでしょうか。

塗装こそ、「やくも」カラーになったものの、特急のエンブレムは健在です。

側面には、来夏の「山陰デスティネーションキャンペーン」のラッピングが施されてしまい、やや残念な感じです。

ところどころに、リニューアルしたときにつけられたキャッチコピー「ゆったりやくも」の表示があります😊

では車内へ入りましょう🎶

「やくも」の車両はカーブを高速で通過できる振り子式車両のため、重心を低く設定しています。
その為、ホームよりも車内の方がやや低い感じになり、さらにデッキから車内に入るときもやや下りスロープになっています。
客室も天井が低くて窮屈な印象です。


普通車の各号車には、片側1ヶ所ずつ、通路側のみ1人掛けという珍しいシートがあります。

これは窓側に配管があるためにできてしまった座席のようです。
隣の人に気を使わないという面では良い席ですが、窓には遠く、眺望もイマイチです。


洗面所です。振り子式車両は乗り物酔いする人が多いということで、エチケット袋が備えつけられています。

元々は喫煙所だったと思われるスペースは観光パンフレット置場になっています。

今回、買ったチケットはこちら。
「やくも」には前面展望ができるパノラマグリーン車があり、一部の「やくも」号に設定されています。

やくも9号は毎日パノラマグリーン車で運転されているということで、先頭の1号車1番席をゲット👍

グリーン車へ。

しかし、、、先頭が壁😲

急な編成変更でパノラマでない普通のグリーン車がきてしまいました😱

今から払い戻ししたい衝動にかられましたが、出発時刻も迫っているので、とりあえず乗車。

一応、グリーン車なので、それっぽいシートになっていますが、パノラマグリーン車じゃなかったので、モヤモヤがおさまりません😤

窓側A席のフットレストは、しっかりした作りなのに、B席のは前に運転室入口のドアがあるため簡易フットレスト(網棚に用意されていますが、写真撮影用に床においてみました)だったりして、もう景色を楽しむどころではありません😭

古い車両なだけに、車輪からの振動がもろに伝わってきますし、よく揺れます💦
乗り心地で言えば、ローカル線の、鈍行と変わりないような印象さえあります。

さらに車内は(わかる人にしかわからないと思いますが)国鉄の匂いがプンプンします👃

2022年に、新車に置き換えるような報道がありましたが、JR九州のような乗りたくなる特急に、生まれ変わることを期待します。