「ブスのマーケティング戦略」は恐ろしく下品で清清しい。 | おやじの朝読書

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本を読むことくらいしか趣味のない平凡なアラフォーおやじ(鳩サブロー)が毎朝一時間の読書で毎日1冊、たまには怠けつつ一年後300冊の読書から300個の“ひらめき”を得て、自分自身にどんな変化を感じるか?ぽっぽと記録してまいります。

警察による事件の捜査などに使われる「現場百遍」という言葉を思い出した。事件現場にこそ解決への糸口が隠されているので、100回訪ねてでも徹底して調査すべきであるという意味である。

 

「ブスのマーケティング戦略」を読んで、である。https://amzn.to/2BYqScT

 

田村麻美という税理士さんは、「合コン」という領域で現場百遍を貫いた強者である。しかも『ブス』ときている。

 

表紙の顔面写真を見る限り、「そんなにブスでもないじゃんか?」と思うのだが、ページをめくるたんび、なるほどブスだなと思える写真にチラホラ出会える(実物を拝んだわけではないので何とも言えないが)。

 

 

本書には、明確なるブスの定義がある。「見た目を武器に出来ない人」というのがそれだ。

 

本書には、明確な目的が二つある。(1)ブスの幸せな結婚、(2)ブスの経済的な自立、というのがそれだ。

 

 

見た目を武器に出来ない(と自覚している)世のブスのためにブスの心がまえを説きまくる本書は、自己啓発本でもある。

 

そんなブスが、どのようにしたら「武器」なるものを持てるのか?具体的な作業項目を「ブスの作業」として31項目も掲げる本書は、目標管理の本でもあるし、ある意味ブランディング戦略の本とも読める。

 

もちろん、自分(=ブス)を商品と見立て、プロダクト解析、3C分析、市場調査、4Pといった古典的なマーケティング理論をベースに展開する本書は、まぎれもなくマーケティング本でもある。

 

さらには、「ブスが処女を捨てるとき」(第4章)から「100回の合コンで学ぶ」(第5章)を経て、「ブスの結婚」(第8章)へと流れていく本書は、恋愛指南書という側面ももっている。

 

そんな本書は田村税理士の半生記でもあるし、「田村麻美」という主人公を描いた私小説とも読める。

 

 

つまり、誰が読んでも楽しめる本である(「下品」な言い回しを頭ごなしに毛嫌いする一部の人種を除いては)。

 

 

極限まで絞り込んだものは拡がる。

 

この本は、ブスのブスによるブスのための指南書であるかのような体裁を取り繕いながら、誰をも対象として飲み込んでしまう迫力がある。

 

 

その理由は何なのか? おそらく、「正直さ」だと思う。

 

超絶下品な本ではあるが、それは、伝えたい人に、伝えたいことを、より正しく伝えたいという、著者の真っ正直な気持ちの裏返しでもあると思う。

 

なので、私のようなオジサンには、下品であればあるほどに清清しい気分になるのである。

 

 

そういえば、どこかの占いの大先生も言ってたっけな。「2019年からは正直者が勝つ時代に突入したんだよ」

 

ビジネス書籍の上位ランカーも、一昔前なら煙たがられていたタイプの正直者ばかりになっているような気がする。

 

 

 

でも、驚いちゃったな。こんな税理士いるんですね笑

 

※田村麻美さんの公式ブログ→ http://tamuramami.com/

 

 

 

◆本日の朝読み 「ブスのマーケティング戦略」(文響社) –田村麻美 (著)

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◆本日のひらめき「極限にまで対象を絞り込むと却って拡がる」