モールガ荒原の謎の建造物
リュアーク近辺にあるモールガ荒原。
紫の空と真っ赤な地面がどこまでも続き、コエヌビアの拠点とは別方向の不気味さを放つ場所である。また同レベル帯のダンジョンに比べてモンスターが異様に強く、うっかり迷い込むと地面と同じ色にされる。
冒険者はレジスタンスに同行してここの異変調査を行うのだが、道中雰囲気の違う建造物を見ることができる。
▲モールガ荒原、2番目の区画にある謎の建造物。荒原のソレとは明らかにつくりが異なる。
ガラス状の足場とそれを覆うように神殿状のようなものが構えられ、天井に黄金色のリングのある謎の建造物。
レジスタンスのパスカによるとこれは神殺しの罠と呼ばれるもので、義の神オブリガウスの命を狙うために稼働していた装置とのことである。
トーラムの時代では動かなくなっているようで近づいてみても何も起きず、ほかに魔物が居ついているわけでもない。モールガ荒原の異変にも関りはなく、結局この神殺しの罠については冒険者に多くの謎が残ることとなる。
▲天井のリングが意味ありげに映し出される。
イルーナの神殺しの罠
そんな神殺しの罠だが、イルーナ戦記の時代ではばっちり稼働していた。
装置の内容について述べる前に、ミスルナ山とモールガ荒原の位置について触れておきたい。というのも、神殺しの罠の標的がオブリガウス様なのだが、そのオブリガウス様はミスルナ山、つまり結構遠くにいるのだ。
▲モールガ荒原とミスルナ山の位置。リュアーク、ロココを挟むほどには遠い。
しかし、こんな遠方を狙って装置が作動していたということはなく、大変動前のモールガ荒原もとい魔境モールガは、ミスルナ山と隣り合っていたのである。
さらにサテリカも結構近くにあり、自身の子クノンとクローヌ大統領がそこにいたため、オブリガウス様にとって神殺しの罠は嫌なところに位置していた。
▲大変動前のモールガ、ミスルナ山、サテリカの位置関係。
改めて、神殺しの罠の仕組みについて述べる。
この装置がどのようにオブリガウス様を苦しめていたかであるが、装置が作動するとシュリンゲルという魔物が現れ、対象に襲い掛かるようになっていた。かつては天井のリングに沿うように板状の部品が並んでおり、これが落ちて足場に突き刺さることで装置が動き件の魔物が出てくる。
▲稼働中の神殺しの罠。このように天井の部品が地面に刺さり起動する。
装置から出てくる魔物シュリンゲルだが、神を相手取るものなだけあり並みの力では太刀打ちできないようだ。
実際に色々あって神でなくなっていた当時のオブリガウス様も、繰り返しこれと戦うことで大きく消耗して追い詰められていた。
▲神殺しの罠から出てくるシュリンゲル。禍々しいトンボのような見た目である。
イルーナ戦記の物語では疲弊したオブリガウス様に代わって、冒険者がシュリンゲルと戦うことになるのだが、やはりというか、かなりの苦戦を強いられる。
一発で瀕死に追いこまれる程の苛烈な攻撃に加えて、こちらの体力を大きく奪う毒を付与してきたり気絶させてきたりと搦め手も充実しているという神殺しの名に違わぬ強さを誇り、多くの冒険者がこれの前に敗北を喫することになる。
幸い移動速度が遅いので、弓や魔法を駆使して逃げ回りながら戦えばあっさり勝てたりはするのだが、こいつに対峙するまでにこの手法が通用する敵が殆どいないので、なかなか気づけない。
▲この避けられない衝撃波が放たれると一気に冒険者がピンチに陥る。
また晴れてシュリンゲルを撃退したとしても、装置自体の破壊は冒険者にも敵わないようで装置はそのままほったらかしになる。
その後オブリガウス様が神に戻ったためか、冒険者がもろもろの問題を解決したためか、神殺しの罠はトーラムの時代に至るまでに完全壊れてしまったようだ。
ちなみにシュリンゲルとの戦闘BGMは、モールガ荒原の奥地に待つ魔人クウィーザとの戦闘にアレンジして奪われて使われている。
▲魔人クウィーザ。
シュリンゲルとの関係もないがコエヌビアとも関係のない何だかよくわからない存在である。
神殺しの罠殺しの戦利品
ところで、シュリンゲルを討伐すると体装備が手に入るのだが、軽装の衣服となっている。これまで登場してきた装備と明らかにテイストが違い、何を身に着けても体装備が異様さを放つことで中心からコーディネートが破壊される惨事が発生する。
▲シュリンゲルから入手できるエクシーリスという体装備(上)。
トーラムのドゥアトローブ(下)に似ており、そちら共々着合わせの工夫が試される。
またタチの悪いことに性能が良く、行動を早める効果を持っており、一時期は同じ効果のあるヴァサリア様の帽子にこれ着込むというご本人に見られたらぶち飛ばされそうな組み合わせが、魔法を使う冒険者を中心に流行していた。
▲イルーナ12神の一柱、水の神ヴァサリア様。イルーナではこの御方の帽子が装備として入手できる。
▲在りし日の魔法使いの流行。色合いが似ているのが幸いか、コーデの破滅度は控えめとなっている。
ところで
トーラムの世界でも神殺しの罠内部に立ち入ることができるのだが、なかなかに作りこまれている。
やや狭いが戦闘ができる程度には動きまわることができ、周囲にも吹き飛ばされた冒険者が奈落に落ちるようにちょっとした隙間が設けられている。
▲モールガ荒原神殺しの罠内部。強敵と戦うにはやや狭いか。
BGMを奪われたイルーナのボスが新しいBGMを引っ提げて再登場したケースは過去にあるので、もしかしたらそのうち、ここを戦場にシュリンゲルが高難度か何かでトーラムの世界にも現れるかもしれない。














