ピアノでもギターでも、演奏が簡単になるキーというのがあって、原曲のキーでやろうとすると難しい曲でも移調することで弾けるようになることがあります。
ウクレレにも同じことが言えます。
ですが、やはりキーが持つイメージのようなものがありますので移調すると曲のもつ雰囲気がずいぶん変わってしまうものも少なくありません。
僕がやっているウクレレブルースは、古典的なブルースのチューニングで演奏(オープンCチューニング)しています。
このチューニングで一番演奏が簡単なキーはCです。
ですから、Hatmanいっぺいライブでお馴染みのインストのメドレーでは、それぞれの原曲が違うキーのものたちをすべてCに移調することでメドレー化させて繋いでいるんですね。
とにかく早くウクレレブルースを楽しみたい!ブルースマンごっこをしたい!というかたには、このオープンCチューニングでキーをCにするのが楽チン近道です。
それでいていかに原曲のテイストがノリやグルーヴも含めて醸し出されるかを先に修得したほうがいいと思っています。
ですが、本当の意味でのウクレレブルースは、それぞれの原曲のキーの通りに演奏するのが目標になります。
が。
戦前のブルース周辺になると、もう一段階、別の問題に行き当たります。
当時の録音・再生の機器の技術のせいで、実際の本人の演奏よりもピッチ(全体の音程)が約半音くらい上がって音源化されているんです。
長年レコードやCDで慣れ親しんできた音源が、実際の本人の演奏よりも早回しの甲高いものとして、それが普通の本人の演奏だと思って刷り込まれて覚えているんですね。
そうなると、ごっこをやるときに、実際の本人の演奏のキーでやるべきか、レコードやCDで聴いてきたキーでやるべきか、で悩むわけです。
本人の演奏のキーでやると弾きやすいが雰囲気が違う、聴いてきたキーでやると雰囲気が一緒!だけど演奏が難しい!
さて、どうしたものか(笑)
今後ずっと引きずる問題になりそうです。