今までこのブログでは,服部克久先生が作・編曲された楽曲を『音楽畑』シリーズを中心に1投稿につき1曲としてきましたが,ここで崩れることになりました。もちろんネタ切れではありません。この2つの楽曲の共通点は,元々『音楽畑』シリーズでヴォーカル入りで収録されているという点です。(『音楽畑8』《月影の並木道》:サーカス,『音楽畑12』《過ぎ去りし夏》:大橋純子)

 音楽を作曲家本位で捉えてきた私にとって,私はヴォーカル物よりもインスト物を好んで聴いてきましたので,このヴォーカル物からインスト物への,それも私の出身楽器であるピアノをフィーチャーしたリアレンジはとても歓迎すべきことでしたし,他の楽曲についても《ル・ローヌ(河)》や《自由の大地》を中心にシリーズ内において様々なヴァージョンを聴くことができるということはファンには嬉しいところです。もちろん原曲を否定するものではありません。両曲ともコンサートでも聴いたことがありますし,好きな曲であることは間違いありません。特に9月生まれの私としては《過ぎ去りし夏》は琴線に触れる楽曲ですねー。後半のヴァイオリンのオブリガードが好きなんです。

 しかし,この2曲を聴いた印象はかなり異なります。《月影の並木道》はおしゃれなパリ・サウンドなのに対し《過ぎ去りし夏》はどちらかというとやや歌謡曲チックなサウンドです。この「時と場所を選ぶ」適材適所的なサウンドを作ることができるところが,服部先生のスゴイところの1つだと思います。

 とは言え,この投稿をするにあたり原曲も聴いてみましたが,やはり原曲も素晴らしい!どちらも聴くべし!