CDやLPの醍醐味の1つにジャケットがあります。復刻CDの場合,オリジナル・ジャケットは1つのセールス・ポイントになりますし,かつてレコード店に勤務していた時も,同じアルバムでジャケットの種類が複数あると,全種類購入されるお客さまもいらっしいました。私は今までいわゆる「ジャケ買い」はしたことがありませんが,お気に入りのジャケットのCDはいくつかあります。この『Super4+King3』もその1つで,服部克久先生をはじめ,宮川泰先生や前田憲男先生,さらには羽田健太郎先生のお顔がジャケットに載っています。1枚のアルバムにこれらの先生方が楽曲を提供されているアルバムはいくつかありますが,お写真がジャケットに載っているという点で貴重なアルバムです。

 この「Super4」とは往年の名音楽クイズ番組「クイズ!タモリの音楽は世界だ」で誕生したユニットで,サックス:MALTA氏,ヴァイオリン:日色純一氏,アコーディオン:小林靖宏氏,ピアノ:羽田健太郎先生の4人です。このアルバムはこの4人のオリジナル曲に「King3」の宮川泰先生,前田憲男先生,服部克久先生の3人の楽曲を加えた内容となっています。その中の《黄昏のモンマルトル》が服部克久先生の楽曲です。

 《黄昏のモンマルトル》はいかにも服部先生らしい,オシャレなヨーロピアンサウンドで,9thや13thのコードを用いて雰囲気を醸し出し,ベースをあまり跳躍させずに柔らかく楽曲が進行します。参加ミュージシャンは,ソプラノ・サックス:MALTA氏,アコーディオン:小林靖宏氏,ピアノ:上柴はじめ氏,エレキ・ベース,高水健司氏,ドラムス:島村英二氏,エレキ・ギター:梶原順氏,パーカッション:金山功氏,ラテン・パーカッション:木村誠氏という豪華メンバーで,特に「Super4」からの2人の歌いまわしは最高ですね。

 この楽曲には参加していませんが,他の楽曲には前述の羽田健太郎先生をはじめ佐山雅弘先生ほか多くの名ミュージシャンが参加しておられます。ドラムスやキーボードの聴き比べなども楽しいアルバムです。