『音楽畑21』のタイトルは「Virtuosi」。服部克久先生のお孫さんの服部百音さんをはじめ,文字通り名プレイヤーの方々が参加しておられます。服部先生のアルバムにはクラシカルなものからジャズ・ラテン・ロック・・・など多くのジャンルが1枚に収録されているので,各ジャンルのスペシャリストが名を連ねることになります。ですから,それらの方々の演奏を通して「音楽畑」や「東京ポップスオーケストラ」などで様々なジャンルを聴くことにもつながりました。以前にも書きましたが,特にジャズとラテンについては,服部先生の音楽を知らなければ,ほとんど聴かないまま人生を終えていたかもしれません。というわけで,今回は『音楽畑21』より《レクペラード》を取り上げます。
この《レクペラード》はジャジーなナンバーですが,最大の特徴は,服部先生の名刺代わりであるストリングスが使われていないことでしょう。そして前述通り,参加ミュージシャンも充実しており,ドラムス:渡嘉敷祐一さん,ウッドベース:加瀬達さん,エレキ・ギター:伊丹雅博さん,アルト・サックス:平原まことさん,バリトン・サックス:つづらのあつしさん,トロンボーン:村田陽一さんなど(参加ミュージシャンから抜粋)によるセッションです。ドスの聴いた渡嘉敷さんのドラムス,メロウな平原さんのサックス(亡くなられてしまい残念すぎる)やハリのある村田さんのトロンボーン(無くなってしまった名古屋ブルーノートでのライヴが最高でした)などわずか3分の楽曲ですが聴きどころは多いです。
最後に元レコード店の店員としての情報を・・・。服部先生がライナーノーツの中で触れておられる1953年の日劇でのJ.A.T.P.のライヴは『Jatp In Tokyo-Live At The Nichigeki 1953』のタイトルでCDが発売されていました。CDは入手困難かもしれませんが,サブスクでは聴くことができるかもしれません。
