数年前に古本屋で1~11巻がセットで売っていて衝動買いした本です。その時読んで意外と面白かった記憶があるんですが、なにしろ完結していないので内容を殆ど忘れていたので再読しました。
覚えているのは嫌味なくらい完璧なヒーローとヒロイン(2人とも超絶美形)が出てくるファンタジー小説ってことぐらいでした。
読み終えて、やっぱり嫌味なヒーローとヒロインでした。これほど読者が共感できないキャラクターは珍しいと思います。この本の面白いところは嫌味なヒーローとヒロインに嫉妬することで存在感を増すその他大勢のキャラが魅力的で目が離せないところ。嫌味なヒーロー・ヒロイン様々です。
最新刊の11巻がでたのが1991年
作者の宮本昌孝氏は現在時代小説で活躍中とか。今度読んでみよう。
【ハヤカワ文庫 失われし者タリオンシリーズ 絶版】