「けいおん!」をようつべで見ていた。仕事中に。

したらばスタッフが集結し、あずにゃんの取り合いとなってしまった。


「私のあずにゃんはわたさない!」

「いや、僕のあずにゃんだ!」

「違う、私のあずにゃん!」

互いに譲らない。


「うんたんしようよ」


そう云い皆をいさめつつも、私は唯ではなくむぎちゃん派。



先日新入社員歓迎会を行なった。新人三名はチョッパーの帽子を被って自己紹介をするという有難い洗礼を受けたのだが、その中で「仙臺」と書かれたTシャツを愛用している新人は非常に優秀なスタッフで、入社から数ヶ月にも関わらず上司からの信頼も厚い。チョッパーになりきりながら自己紹介を始めたが、やはり非の打ち所がない。程々の冗談も交えながら自己紹介する彼はイケメンだ。ひとしきり紹介が終わるとイケメンはほっとした顔で座り、隣にいたスタッフの携帯にふと目をやった。

「あぁ~!あずにゃんだ!」




・・・え?なんですと?




アニソンの会メンバーは色めきたった。(アニソンの会は社内のヲタが集まりアニソンのみを歌い続ける会)

なんとイケメンはけいおん!キャラ名全て熟知、アニメは看破しそうして泣いた、と云っているではないか。あのTシャツを見た時からただ者ではないとは思っていたが・・・。さすが仙臺。

「ららら、らき☆すたは??」「はっ、はがれんは?」「ふへっ、へへへっヘタリアはどうですか!?」「まどか☆マギカはどうなんですかっ!?」怒涛のヲタ攻撃が始まり、イケメンはあたふたしてる。


大人な私はチョッパー帽を紳士的に被りつつ、生暖かい感じで眺めていた。一応アニソンの会メンバーですがね。そんな事よりも普段人見知り激しいあやつらが、まるで唯状態。心温まる光景に、何故か周りとの空気の色が違うような気がしたのは気のせいだろうか。


ヲタ達の懸命な説得により、イケメンは次回「アニソンの会」強制参加決定。その瞬間、アニソンメンバーはハイフンをミルフィーユ状に重ねた瞳になっていた。


歓迎会の次の日、イケメンは堂々とエヴァTシャツを着用して出社した。



ごめんなさい、こんな時、どんな顔すればいいのか解らないの。




笑えば、いいんだよ。




確認の為もう一度云いますが


笑えば、いいんだよ。






マリアたんがかわゆすぎる件について語れる方、土曜21時常盤公園で待ってます。(二回目)



当てはまる項目にチェックをお願いいたします。



・ バイクで走れば蝉が直撃、直後にカブトムシが激突する

・ 水を飲もうとしたら唇手前で全部こぼれる

・ 缶コーヒーのプルタブを開けた直後に缶を振る

・ 口に含んだ水を忘れ、TAJIRIのグリーンミストの如く噴出した

・ ビリーヘリントン誕生際の興奮を誰も共感してくれない

・ 上着を羽織ろうとしたら飾りの紐が眼に直撃する

・ 寝起きはコードが身体に巻きついている

・ 息を吸ったら両鼻に虫を吸引してしまう

・ 細い道は必ず蜘蛛の巣の罠にまんまと嵌る

・ アーアーやらないか

・ 納車直後から車のトランクが一度も開かない

・ 壁の画鋲に強引に呼び止められ、服を破かれる

・ 右と云われて自信満々に左に曲がる

・ 歪みねぇ兄貴と対面したいアウアウ

・ 小学生に男なの?女なの?と聞かれる

・ トイレに入ったら外人に「モレルー、マダー?モレルー」を連呼される

・ トイレに入ったらもう出てる物が何回かに一回は遭遇する

・ トイレに入ったら携帯を落とす

・ トイレに入ったらほぼ毎回紙がない

・ トイレに入ったら座る前からウォシュレット「おしり」が作動

 慌ててボタンを押すと「ビデ」作動、床・壁一面  を水浸しにした


・ とりあえず、ニコ動が好きだ



あなたはどのタイプですか?



私は、  


全部です。

昨晩、友人から連絡があった。


「休みなら裾野までよろしく。」


聞けば車を購入したようで、裾野にある車屋に取りに行きたいとの事。こいつは欲求に正直な奴で、今までに何度車を買い替えたことやら。

休みでどうせ暇なんだろう?と当然のように云う、全く失礼な奴だ。私にだって用事やお誘いくらいあるんだい。無礼千万極まりないので強気で返事した。



「何時に行くのじゃ」


「13時に自宅まで迎えに来て」


「わかり申した」



翌朝はのんびり寝ようと思い目覚ましはオフにして床に就いた。


――朝


熱い、暑い、あじゅい・・・!

暑さに耐え切れなくなり起床して時計を見ると6時。おかしいな、4時過ぎに寝たからもっと眠れるはずなのに。

風呂上りのような髪の濡れ具合と絞れるほどの寝間着の水分量。これでは老衰もしくは干からびてしまう。そう思い、コップ一杯の水をぐいぐいと飲み布団に今一度入り込んだ。しかしどうやら松岡修三然の身体はテンションが高いようで「お前はそんなもんじゃないだろう!!」修三が耳元で騒ぐので結局眠れなかった。仕方なく起きあがりネットで2時間ほど過ごし、8時から「スッキリ!」をすっきりしない感じで眺めていたが、13時に迎えに行くにはまだまだ時間が余りすぎている。どうしたものかと時計を何度も見すぎて、その時の私ならば2分ジャストでストップウォッチを止める事が出来たはず。「ぷっすま」のギリギリマスター出演依頼は来ないかしら。


そんな事を考えていても時計の針はとてつもなくスローリィであまりかわり映えのない時刻を指している。

太陽は地味に高い位置へと移動し部屋の中まで光が入り込んでいると云うのに、出かけたい時間はスロウなテンポで進む時計に阻害されている。

流石に耐え切れなくなり、「迎えに行く時間を早めてもよろしゅうございますか?」と岸朝子調に訊ねてみた所「集え!アイアンシェフ!」と返答が来たので、そそくさと友人宅へ坂井宏行風にイタリアンな車で出発した。



そのまま裾野まで国道1号線でしらくら走行し二時間ほど掛けて車屋へ到着。その車屋は、富士スピードウェイで走行会を主催しドリフトのレクチャーをしてくれるような店で、その道では有名なスタッフも居る。

友人と私は走行会に何度も足を運んでいるので、店の従業員とは仲がいい。

「どうしたんすか」とスタッフに尋ねられた。「どうしたも何もこいつに脅されたから渋々・・・」

云いかけた所で友人が「僕が恐々お伺いを立てたんすよ~。大変恐縮ですがって」



私は常に元ヤンというキャラ設定をされており、非常に心外である。



店内で暫し雑談を交わし何故早めの到着になったかを友人が話始めた。

「ねむさんが暇だから早く行きたいって云うんで、ぼか察知したんすよ。老化だって。汗びっしょりで起きたって事はお肌の潤いも保持できないし、干からびて老衰しちゃうから危険を感じて早起きをしたっていう」


「なるほど、老化すか」



私は常に老人扱いをされており、非常に心外である。

しかし干からびる件はあながち間違っていないだけに反論ができない・・・。


老衰話の途中「コロプラ」という位置ゲーを猛烈な勢いで2人に勧められその場で登録した。

未だ何故登録したのか自分でも解らない。これが俗に云うキャッチ・アポイントメント商法の類で使われる手なのか、とちょっぴり泣けてきた。


帰り道、早速位置情報を登録し距離を稼いで帰ってくると、隕石が落ちてくるからどうにか避けなさいとの指令が入っていた。2ターン後に落ちてくるらしかったが2ターンて何ぞや。解らないので放っておいたら私の土地に穴が空いていた。なにやら悲しくなった。





隕石襲来により話の着地点が解らなくなったので終わりにする。



ところで話は変わるが、マリアたんがかわゆすぎる件について語れるあなた、今週土曜日21時常盤公園で待っています。

本とCDは頭痛を促していた。




本やCDを購入したくて店に入ると必ず軽い頭痛が起こる。


CDは古い時代のもの、本は古い著書の小説・詩・宗教や古典、戦争など成人してからも非常に興味がったので衝動に駆られてそのコーナーに足を運ぶが、本やCDを眺めていると強烈な頭痛と目眩に襲われまともに見ることが出来ず、店を出る事を数年前から何度も繰り返していた。その類に拘っている訳ではないのだが、無性に見聞きしたくなる時があったのだ。

見たくて聞きたくて堪らないのにそれが出来ない、これはもう本屋に入ればトイレに行きたくなる人と同じ類の頭痛バージョンかと諦めていた。しかし情報誌や週刊誌、ここ直近で出た新刊・新譜などのある出入り口付近は軽い頭痛で済む。要は出入り口辺りならば平気なのか?

頭痛目眩の症状は1日続く時もあれば数時間で治まる時もある。私にとっては結構なストレスであった。



以前お付き合いをしていた人は非常に本への造詣が深く、ありとあらゆる本を所持していたようだったのでまだお付き合いの浅い頃「お勧めの本はありますか?」と訊ねた。すると谷崎潤一郎の春琴抄、少将滋幹の母・尾崎紅葉の金色夜叉・中島敦のあぁ荒野などお勧めですが他にもありますから、どうぞ何でも云ってくださいと本について非常に詳細な説明をしてくれ、とても嬉しく思い是非とも読んでみたい。そう思うと同時に頭痛を覚えた。偏頭痛持ちなのでいつものようにまた始まったのか、とさほど気にせずに鎮痛剤を飲み床に就いた。


数日後、何冊かの本を貸して貰い自宅に戻る直前、車内で一冊一冊、手に取り表紙を眺めるとまた、軽く頭痛が起きている。三冊ある内の二冊で目眩が起きた。その日は深夜であったので本は一旦置き、眠る事にした。

次の日仕事が終わるとまた、車内で本を手に取って眺める。するとやはり頭痛と目眩が起きしまった。

これはやはり本によって起きる頭痛だったのか。しかし一体どういう事なのだろう?解らずいる訳にもいかないし、何より貸して貰った本を見ずに返すのは貸してくれた人にも申し訳ない上、私自身も見たくて堪らない。

いずれにせよこのまま何もしないのは良くない事だ。これはいいきっかけになるかもしれない、目眩が少し治まったところで思い切って本を開いてみよう。


本を開くと同時に眼の奥から後頭部、頭頂部にかけて強烈な頭痛が襲ってくる。眼を開くのも苦痛になり、車のシートを倒し少し横になった。暫くすると頭痛はするが眼は開けられるので今一度本を開いた。頭は変わらずガンガンと打たれ、目眩も軽く起こしており正直きつかったが無視し、まずは1ページ、読み始めた。

直後にとめどもなく涙が溢れ、「懐かしい」「苦しい」「切ない」様々な思いが漠然と込み上げて来たがまだもう少し読めそうだ。ページを進めていく。ページを進める度昔の記憶がぼんやり蘇り脳の奥で怒鳴り声、肌寒い感覚、学校の事、明確ではないが頭のガンガン打たれる音と同じタイミングで現れては消え、現れては消えていった。


この本は読んだ事がある。そう確信した。


その日は目眩と頭痛の酷さに半分も読めずとうとう終わってしまった。明日、もう一度続きを見よう。




幼い時分より本が大好きで、全ての本を手に入れたかったように記憶している。

本屋に行くとワクワクし片っ端から手にとって眺めていた。幼い頃はお小遣いをコツコツ貯め、選びに選んで一冊だけ購入するのが何よりの楽しみではあったが欲しい本はたんとあり、当然買うことは出来ないので図書館に足を運ぶようになる。何時間居ても心地よく、私にとってまさに天国だった。

しかし門限という縛りがあり、なかなか思うようには居られず図書館へ寄る事もなく帰る日もしばしばあった。というより行けなくなったと表現する方が正解かもしれない。


実はもう一つ問題があった。私にとって宝物のような本を、いとも簡単に破り捨てられてしまう現状があったからだ。


コツコツ貯めたお小遣いで購入し、一秒でも早く読みたいと走って帰宅。ワクワクしながらビニール袋を破ったのち表紙を眺め、さあ読むぞ!ページをめくった所で、本は母に取り上げられた。

必死で抵抗し本を取り返そうとすると幼い私の手の届くはずもないはるか高い位置で、本は粉々になった。

大泣きしてその日の夜は眠れずに朝を迎えた。幼いながらに何故破かれたのかを考え、結果本の種類を変えた。何度も何度も変えた。しかしどのジャンルであれ、現実の変わることは無かった。

当時の私は学校の図書館で読む本はあまりに幼稚なものばかりで見る気すら起きなかったから、図書館に通ったのだと思う。しかし図書館へ通う時間も制限が掛かっていたので借りるだけ借りて休み時間に本を読み、学校に置いて行くという生活をしていた。

中学生になり、音楽にも興味を持ち始めた頃購入したCDは洋楽だった記憶がある。流石にCDは破壊できないと安心していたのだが甘くは無かった。学校から戻るとCDは無い。あちこち探すが見当たらず、あぁこれは捨てられたんだと自分の甘さに怒りすら込み上げていた。その後、購入したCDを解らないような場所に隠したりもしてみたが結果は同じ。音楽もいろいろをどうにか接収する努力をし、何とか聞いていたが自宅で聞くことはまず無かった。

だから今現在もなお、自身にとって大切な物は全て車内に持ち込んでいて車の中は荷物で溢れている。流石に溜まりすぎたので会社に幾つか置いてあるくらい、荷物は大量に積み込んである。



と、ここまではつい最近どうにか思い出した。私の記憶はある一定の時期がずっぽりと抜けている。



思い出すまでは単純に「本や音楽に触れることを禁止されていたから一切を見なくなった」という形で記憶していたのでどんな経緯でそうなったのかなどは考えたことも無かったし、様々本を読んだのか読んでいないのか、それすらわからなかった。しかしたまに文章の一節などが頭をよぎる事があったので不思議には思っていた。




お付き合いしていた人から借りた本は、1週間をかけてどうにか全てを読み終えた。ざっと流し読みするのがやっとだったが文章の所々、覚えているものを見つけたりもできた。兎に角頭痛目眩との闘いではあったが何より一番収穫だったのは、借りた本は読んでいた。それが解った事だ。

憶測だが、「読んだ事がない」のではなくて「読んだ記憶を消去していた」という事だったのかなと。過去は消去するというクセが自然とついていたのかもしれない。


その後、お付き合いしていた人の自宅へ頻繁に足を運ぶようになっていき、当然本はたんと置いてある。本を眺めるとやはり頭痛は起きていた。あの部屋にも、過去に読んだ本があったという事だ。

部屋に行く度読みたくて読みたくて仕方なかったのだが、頭痛や目眩を起こして心配させてしまうのもどうかと思い、読むことはやめていた。




何度も何度も読み聞きすればきっと、どの本や音楽と過去とをリンクしていたのか解明されていくのだろうし、本や音楽本来の良さ、当時なぜそれに傾倒し大切に思っていたかを思い出すかもしれない。


時間は掛かりそうだが地道にやっていこうと思う。



良かったまだ痴呆症にはギリなっていないようだ。




或る日天気予報は晴れを指していた。それは前日夜に見たヤフーからの教えで、私は信じてやまなかった。


自宅のドアーを開けると向かいのアパートのガラス窓がてらてらと光を反射している。

どうか天気であれと願って止まない日だったから、くふふふと上機嫌に笑い車に乗り込むと自家用車のミッションも具合がいいし二速にもしっかりと入れ込める。これは良い天気に間違いがない。

フロント硝子も太陽の光と熱を集め黒いダッシュボードに白い影を作り、そこから光の筋は無数に放たれ細く長く、一本の線から二本、三本、四本、増えていくのだった。





iPHONは自宅に居るよりマクドナルドの方が断然繋がりがいい、サーバーを幾つも設置するなんてナンセンス、これからはクラウドが発達してくるからサーバーはもうおく必要は無いんですとPCをすぺぺぺ叩く私の横でメンテナンスのおじさんが説明していたのを思い出した。


クラウドとは云ってみれば西村京太郎を母体とし、トラベルミステリー・サスペンス・ゲームなど枝分かれながら美人OLが殺されおっさんが殺されゆく過程で様々な人が登場、十津川刑事やら佐々木丈太郎やらがなんだかいろいろ考えて犯人探ししていくと山村紅葉登場で終了する形状と同様である。

私のPCは西村京太郎で云うところの山村紅葉なのであって、決して宮川一郎太ではない。あくまで山村紅葉形状なのだ。



私は先日仕事中、山村紅葉をすぺぺぺと叩いて静岡-大分間の料金を検索していた。それにしても山村紅葉の動きが悪い。年のせいなのか余分な物を与えすぎて太ってしまったからなのかひんひん唸るばかりで、すぺぺぺに反応してくれない。すぺぺぺとタンタンを繰り返しても動こうとしない。大分までのブルートレインへ乗り込むには山村紅葉が躍動的にならないと、愛川欣也と森本レオを二次元からリア充に戻す作業が不可能になる。さもなくば私は殺されてしまう。

はて困った山村紅葉は不機嫌極まりなく、真っ赤な口紅つけた唇すら開こうとしない。私は私で何としても殺されぬようキンキンとレオに助けを乞いたい。どうしても。

そんなギリギリの交渉を山村紅葉と行ないつつ私は考えていた。

考えていたところ、そうか山村紅葉不機嫌の原因は別窓でスーパーマリオブラザースがファミコンからwiiへと成長した歴史を調べ途中で開きっぱなしだったという事に気づいたのだ。


マリオとキンキンどちらを優先するか熟考した結果、死ぬ覚悟でブルートレインに乗るくらいならば飛行機で行けばいいやとキンキンを捨てた。するとどうだろう、山村紅葉は巨体を揺らしきゃっきゃ云いながら颯爽と走り出したのだ。

「これは失敬」てへっと舌を出し肩を竦めてかわいい感じで笑ってみせたら、紅葉は「お手柄お手柄」とグーを突き上げジャンプした。


軽快にジャンプする紅葉は髭を蓄えており、その髭を蓄えたスーパー紅葉ブラザースの歴史は1985年に初代が登場。ピーチ姫を助けに行くという話を基盤に置きつつ、いつの間にやら副業として自動車レース場へと出向き、助けたはずのピーチ姫にバナナを投げつけられたかと思えば、変な恐竜に乗ってクッパに向う事もチャレンジし、今は何やら十字のマークと二つの丸いボタンの付いた細長い棒をゆすれば死にゆくマリオを泡で包み込みふわふわと浮き上がらせてくれ、滅多死なない。

つまるところスーパーマリオブラザースはマリオがいればなんでもありで、紅葉はもはやマリオと化した。


そのようにしてマリオと共に、マリオのように十数年の間で凄まじく発展したインターネットの世界は今やサーバーを必要としないクラウドへと移行する。その目を見張る発展の、ゲームとネットの歴史を私の眼前、フロント硝子に解り易く説明してくれているのだった。



クラウドではない、いわゆる蜘蛛がいるのだ。

簡単に説明すると、蜘蛛の糸がフロント硝子にびっちり張り巡らされていた。


相当な蜘蛛嫌いの私は快晴を願ってやまない心から一転、蜘蛛への怨念が沸々と湧き上がってくる。完膚なきまでに廃絶したい。世界中の蜘蛛を怨念で根絶させたい。歩けば蜘蛛の巣にぶち当たる人生を終わりにしたい。


車内のありとあらゆる荷物を外へ放り出し、悪の根源を探しまくった。駐車場に落ちていた木を拾い、くるんくるんと糸を巻き巻きしつつ犯人探しはなおも続く。しかしなかなか犯人は現れず、そのうち木の棒には中尾彬のねじねじよりも見事な綿飴が完成された。

「ほうら綿菓子だよ、お食べ」と優しく微笑みながら近所の児童に手渡した。

手渡した綿菓子から垂れ下がった一本の糸は不自然に揺れ、児童のズボンの中に入り込んでいくのが見えたので早々に荷物を車内に戻し少々慌てて車のドアーを閉めると、コスモである車内に平和が戻った。




アニソンの会へいってきます。