
子供の頃、うちにネズミが出た事がありました。
白いネズミだったから、何処かの家で飼われていたのが逃げ出したのだと思います。
悲鳴をあげて大騒ぎするわたし達をよそに、お父さんはヒョイとネズミを捕まえました。
尻尾の先をつまみ、ツンツンと振ると、「チューチュー」と鳴いてもがいていました。
それを飼い犬に見せると、ワンコは「ワフ!ワフ!」と興奮して鎖を突っ張って立ち上がりました。
その様子を見たお父さんは、ネズミを透明ビニール袋に入れて袋の口を縛り、ワンコに投げ与えました。
ネズミをキャッチしたワンコはガフガフとネズミに襲いかかり、手で押さえつけたり、背中をなすりつけたりと、ネズミで遊びました。
ネズミは「チューチュー」と途中まで鳴いていたのですが、ワンコがボキボキバキバキと音を立ててネズミの骨を噛み砕き、ネズミはグニャグニャに曲がって死んでしまいました。
出血はなかったので、ネズミがいつの時点から死んでいたのか、今も分からないままです。