私の中には
自動変換装置がある
人の優しさや親切を
なかったことにする装置
「無理して言ってくれてるよね」
「本当はしたくないよね」
「私が一人でやらなくちゃ」
私の中の私がそう言って
その優しさはなかったことになる
受け取り拒否した優しさは
行き場を失って
もやもやしたエネルギーになって
相手と私の心の中にたまる
本当は穏やかなエネルギーが
相手と私を癒してくれるはずだったのに
相手と私を嬉しくしてくれるはずだったのに
そうして世界は
私に優しくなくなる
私が一人でやらなきゃいけない世界になる
優しくされない私がいる世界になる
この自動変換装置は
かなづちで叩き割ることにしよう
もう動かないように
粉々にしてしまおう
実は今までお世話になった
私が傷つかないように守ってくれた
感謝とともに