『ナンバコメジルシ』というのをご存知だろうか。
難波パークスの第二期工事で完成した南海のサウスストリート。
その一角にある飲食店の集合体だ。
どうも名のある店たちが本店とは別に出張オープンしている感じなのだろうか。
その中の1軒が今回ご紹介する『大吉』なのである。
このお店、堺の港あたりで深夜から営業している有名な天麩羅屋さんで、確か数年前に猿蝸さんやみやっちさんからこの店の存在を教えてもらったのがはじまりだ。
それ以来気になっていたが、車も持っていないしがない俺には、行こうにも移動手段がなく(なんせ深夜だ、電車もない)後ろ髪惹かれる思いであった。
それが難波にアンアテナショップを出したというではないか。
そして数年越しの想いが、とうとう実現した。
小雨の降る9月末、19時に行って見るとそこには5,6組の行列。
軒下でひたすら順番を待っている。
むぅ、流石は名店と呼ばれるだけの事はある。
最後尾から並び待つこと20分ほど。
団体客が帰り、いよいよ店内に。
店内は簡素なつくり。
出張店だからだろうか、それともこれがこの店のスタイルなのか。
まずは盛り合わせの中を頼む。
立ち飲み屋のように告がれて出てきた焼酎をちびりとやる。
なかなか注文の品が届かない・・・。
常に満席の店内だ、遅いのは仕方が無いが、予想以上に遅い。
ちゃんと通ってんのかなぁ?と連れと二人不安になってくる。
飲み干した頃、ようやく天麩羅様が到着。
じゃあまずはキスを。
ウホッ(美味しんぼ風に)こりゃたまらん。
サックリしながらもキスの甘みがたっぷりだ。
漁港のそばでやってるだけに噂どおり魚系がウマイ。
しかもいくら食べても天麩羅なのにお腹がもたれない感じ。
いくらでもいけそうだ。
料金も低価格で良心的だ。
野菜系は100円、魚系は150円~200円。
う~ん、マンダム。
そして店内の特筆すべきところは、床がまあどえらい汚いところだろう。
※写真でわかるでしょうか。この床に散らばっているのが貝の残骸。
そこらじゅうにアサリの殻が散乱している。
以前誰だったか(サムかうがちん?)イタリアでは貝がたくさん落ちている店ほど繁盛していてウマイ店の証だ、と聞いたことがある。
ここもまさにその意味合いを狙っているのだろうか。
俺の隣に座っていたアベックの姐ちゃんも、名物のアサリの赤だしを飲んでは床にアサリを捨てている。
結構飲み食いしたと思ったが、2人で4,000円ほど。
これは満足度かなり高い!
ナンバコメジルシがいつまでやっているか分からないが、行ったことない人は是非とも堪能して欲しい。
並ぶだけの価値はあるデステンプラーだ。