『ヒロインの旅』 女性性を癒し、統合する | ハテナ?の王女さま

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        ちょい早リタイヤ 日々雑記 

ここ何年かは、そんなに読書はしないのだけど

(目も悪くなってすぐ疲れるので…)

ここ最近、読みたい本がけっこうあって

すごーくゆっくりですが、少しずつ楽しんでいます♪

 

 

 

 

 

 

 

前回、星の動きを意識しすぎない、と書きつつ

さそり座生まれ故か、しっかりとさそり座満月に掴まれ

2日ほどダウンしてました ^^;

 

まぁどっちにしろ、冥王星持ちとして

この数年間は変化の波をモロに受けると

覚悟はできとります 笑

 

 

 

 

 

じつは、今回体調を崩すちょっと前から

明け方にいろいろ、インスピレーションを受けていて

今回の身体の調整も、それに関するもののようでした

 

 

 

さすが、さそり座満月というだけあって

 

一つには、「死」に関する痛みや恐怖を癒す、という

なかなかディープな内容でした

 

一言で「死」といっても、それは

単に、肉体の死だけでなく

 

自身や他者に対する、破滅のイメージのことで

 

肉体的、精神的な暴力や、人間の残酷さ

また、人生の土台が奪われるといった恐れや

 

愛やお金に関する恐れも

この死の恐怖に入るようでした

 

 

 

 

そして、もう一つは、これも最終的には

「死」の恐れと関連するのですが

 

一番の恐怖である「死」を超えるには

じつは女性性と男性性の統合が

不可欠であるにもかかわらず

 

男性性の側からは、それ自体が

「死」に見えてしまう、というイメージでした

 

 

 

 

 

ちょうどいま、上の写真でも紹介した

『ヒロインの旅』という本を読んでるのですが

 

これは、アメリカの神話学者

『千の顔を持つ英雄』で有名な

 

ジョゼフ・キャンベル氏の「英雄の旅」から

インスピレーションを受けて書かれた

 

 

 

 

『ヒロインの旅    

          モーリン・マードック著
 

 

という、2017年に書かれた本で

 

「英雄の旅」の女性版ともいえるような

女性の人生における旅を描いた本です

 

 

 

 

 

現代社会では、女性がそのままの資質を生かして

社会で受け入れられたり、成功するのって

けっこう難しいですよね

 

そこで、女性は社会に受け入れてもらうために

一度、自分を女性性から切り離し

男性性の鎧を見に付けて、社会に出ていきます

 

 

男性的な力を付ければ付けるほど

社会的には受け入れられ、評価もされる

 

その反面、大抵の場合は

あくまでも女性にしては、という範疇を

超えることは難しい場合も多く

 

 

さらに、それだけでは

女性としての完全さを持って生きることにはならないので

どこかの時点で行き詰り、失望し始めます

 

徐々に、成功の幻想に踊らされていたことに気づき始め

あらためて自分の完全性を取り戻すべく

自分を癒し、全体性を取りもどす旅に出る

 

そして最終的には、女性性と男性性の

統合を果たしていく…

 

 

と、ザックリ書けばこんな感じの内容です

(かなりザックリです<(_ _)>)

 

 

 

 

これは、もちろん女性の人生の旅の話なのですが

私としては、単に女性ということではなく

 

女性的な性質、あるいはそれを持ったもの

として捉えても良いのでは、と感じていて

 

 

男性の中にも、女性性多めな人もいるし

女性の中にも、男性性多めな人もいる

 

幼少期や老年期は、女性性が強く出る時期だし

青年期は社会でバリバリ働く男性性強めになりますよね

 

 

 

この本は、キャンベルの『千の顔を持つ英雄』が

女性にとっても価値があるように

 

言葉やロジックは少し

女性的に感じる部分があるかもしれないけど

 

象徴的な意味を受けとれば、男性にとっても

十分に意味があるのではないかと思います

 

 

 

 

 

いま、女性たちの痛みを癒すことは

早急に取り組むべきことですが

 

それに加えて、男性であっても女性であっても

内なる女性性を癒し、受け入れていくことは

社会にとって、大きな解放と豊かさになるはず

 

 

 

たとえば仮に、社会や世界全体を一人の人格として

考えてみたら、分かりやすいと思うのですが

 

男性性ばかりがあまりに優位になると

強弱、貧富、競争の世界は

どこまでも加速していくしかないわけで

 

その中でどう生き抜くか

どうやって勝ち続けるか、というサバイバルを

永遠に続けるしかないわけです

 

つまり、勝とうが負けようが

どっちにしろ、安心できるわけじゃない

 

 

 

全ての人にとって、ある程度安心できて

持続性を持った世界を創っていくには

 

女性性のエネルギーを取り入れないことには

明るい未来はないと思います

 

 

 

 

合理的でない

生産性に欠ける

一貫性がない

安定性がない etc...

 

そういう一見、ダメダメで

弱さと思える部分こそが

 

じつは、エネルギーを生み出すために

大きな役割を持っていたりします

 

 

 

穏やかで成熟した社会やコミュニティーを

創るという意味でも

 

私たちはもう少し

 

「くつろぐ、遊ぶ」

 

ということに、価値を見出しても

良いのではないかな黄色い花

 

 


 

 

 

 

 

今日も遊びにいらしてくれて

ありがとうございました💗

 

すべての人が

自分らしく生きられますように

 

世界中の人が

安心して暮らせますように黄色い花