経過観察。
緊急性がなく、様子をみてもいい疾患・病態に対して何もせずor対症療法で経過を見ていくというもの。
経過をみる、と書くと格好良いけど、要するに(例外はあるが)「そんなにやることありません」状態とも言えなくもありません。
期外収縮
上気道炎/かぜ
大半のインフルエンザ
(合併症のない)肋骨骨折
...etc
いわゆる"かぜ"(ウイルス感染)に対して抗生剤は不要、
咳止めは排菌を遅らせると判断して様子を診る、
と考えていくと、解熱剤のみしか処方をしないことなどはよくあること。
その一方で患者さんはネット情報だったり、普段の開業の先生は抗生剤を出してくれる、などでニーズはその人によって異なる。
確かに病院受診して、何も出されずに帰宅になったら不安になるのだろうけど、特に意味のない薬を診察したアピールのために出すのもいかがなものか...と思ってしまいます。
今の時代、ネットが発達しているせいか「こんな病気か不安なんです」とか「この薬はないんですか」とか仰る患者さんもいます。
不安だから見るんでしょうけど、見ないほうがいいと思うんですよね。
ネットはあることないこと書けてしまうし、匿名性も高いので責任に問われないことも多いし...。
かといって、本当にその通りのこともあるから無下に上記のことは口が裂けても説明は出来ませんが。
ただ、医学情報をネットで調べるとき「書くときは出典を書けよ...」と思う自分が要る一方で自分の医学系記事にも殆ど出典がないことに気付いたので大きなことは言えません(苦笑)
ヒトのことを注意、悪く言う前に自分から、ですね。
自分もこれから医学系のネタを書くときは気を付けなくては...