小麦と化学物質を摂らない食生活で、ひどい花粉症や慢性胃炎、バセドウ病を治し、風邪も4年引かず、健康100%になったと自負しております。しかし、欲を言えば、もう少し若さを取り戻したいと思っていることも事実です。 

 

なにしろ、この食生活をはじめて12kg痩せましたから、健康なのに「病気したか?」と心配されます。実際、顔や首元のシワが目立ち、バセドウ病由来の薄毛はもう少しボリュームが欲しく、白髪も黒く復活したいところです。 

 

「不健康な時の方が若く見られて、健康になったのに、なんで老けて見られてしまうのだろう?」 これが、健康オタクな私にとっての現在のテーマなのです(笑) 

 

そんな時に、出会えた本が『自然治癒はハチミツから』です。著者の崎谷博征氏は以前から、本やブログで健康法を参考にさせてもらっています。いわゆる、テレビや医者が伝えない健康法を唱える先生たちの一人です。

 

 

 他の先生同様、化学物質にまみれた食生活や環境を病気の原因とされますが、他の先生と大きく違うのは「糖質」こそが大事だと発信なさるのです。さらに私も摂っている「オメガ3」も否定しています。
オメガ3の健康効果はなし 

 

その先生がハチミツの自然治癒の本を出されたので、正直、懐疑的な気持ちで読み始めました。なにしろ、健康法でずいぶん感化された内海聡氏ですらハチミツは砂糖と一緒で体によくないと書いているのです。ハチミツの摂取は、ここ2〜3年一日小さじ1杯程度にセーブしていました。 

 

しかし、読んでいるうちに、これが私の健康法の最終章かもと思い始めました。なにしろ、私は養蜂家の家族に生まれて、ミツバチとともにハチミツを食べながら暮らしてきたのです。今日も後を継いでくれた弟に手伝って採蜜作業をしてきました。 

 

うる覚えですが、たしかモーゼの預言の中に「最後に人を救うのは四角い箱の中に暮らす生き物たちだ」というフレーズがあることも思い出し、なんだか頭の中で赤色灯が回り始めました。

 

そして、読み始めるとともに、オメガ3のエゴマ油摂取をやめ、ハチミツを1日大さじ8杯以上を食べる人体実験を始めました。なにしろ、ハチミツはたっぷりあります(笑) 

 

その裏付けとなるのが、数々の“なるほど”な内容です。アンダーラインしたところを抜粋して貼り付けますが、専門用語も多く、全体を読まないと詳細は伝わってこないと思います。ぜひ、このブログで関心を持った方は本をお買い求めください。

 
興味ある方は下記をご覧ください。

 

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 自然治癒はハチミツから  

〜ハニーフルクトースの実力〜 

崎谷博征・有馬ようこ著 

 

■ハチミツで若返った女性の症例 

28歳からソイプロテイン、オメガ3カプセル摂取。35歳から体が疲れやすく生理不順、顔のシワが目立ち体重増加。45歳のときには糖質制限。8kg痩せるも失敗してリバウンド。白髪、脱毛、顔のシワなどの老化現象が進行。疲れが取れず、頭皮を中心に成人性アトピー性湿疹。味覚消失。 2018年4月にソイプロテイン、オメガ3カプセル、糖質制限を中止させ、白ハチミツと黒ハチミツの摂取開始。7月に抜け毛が止まり、疲れやすさが改善。止まっていた生理が復活。翌年には全身の湿疹も収まり、ここ数年味わったことのない活力が出てきた。

 

■ ハチミツでしっかり歩けるようになったリウマチ症例 

34歳女性。重度のリウマチとリンパ腫の症例。ハチミツを最低でも毎日大さじ6〜8杯摂取。4ヶ月弱でロック状態だった右肘関節が伸ばせるようになり、手関節の腫脹も軽減。変形も改善。リンパ腫が半減。増えられなかった体重が35kg台から40kg台に。二十歳の頃からあった足のアトピーがほとんど消えた。 

 

■ハチミツの組成 

ハチミツには200以上の成分が含まれている。炭水化物で乾燥成分の90〜95%は糖質。糖質はほとんどがフルクトース(果糖)とグルコース(ぶどう糖)の単糖類。ビタミン。ミネラルも含むため、糖のエネルギー代謝を回すには最適な自然の食材。 

 

■ハチミツのすごさはフルクトースにあり 

人間の体は、エネルギーを生み出すのに、三つの栄養素を使うことができる。三大栄養素と呼ばれる「糖」「脂質」「タンパク質」。 

 

これら三つの中で、最も効率的にクリーンなエネルギーを生産できるのが「糖」。糖を使い、さらに糖が完全燃焼される「ミトコンドリア系」エネルギー代謝が、健康な人のエネルギー代謝。 

 

残念ながら、現代人は、その食生活から、この糖の完全燃焼がブロックされている人が多い。糖が完全燃焼されず、エネルギーが充分に作られなければ、朝なかなか起きられない、朝起きてもダルさがある、午後遅くになるとエネルギーが切れてしまう、よく風邪をひく、一度体調を崩すとなかなか治らない、というような、いわゆる慢性疲労症候群の状態になる。 

 

そして、この状態が続くと、慢性皮膚炎、リウマチ、ガン、アルツハイマーなどの現代病と呼ばれる慢性疾患に悩むようになる。慢性疲労も慢性疾患も糖のエネルギー代謝を回せば、病気の場である体の状態を、健康の場の状態に移行させることができる。 

 

エネルギー生産量が最も多く、最もクリーンなエネルギーを生産できる回路が糖のミトコンドリア系代謝。このミトコンドリア代謝をブロックしてしまうのが、プーファ(多価不飽和脂肪酸、オメガ3&6)、エストロゲン、コルチゾール、重金属、電磁波等。 

 

現代人にとって多くの原因はプーファ。過剰に血中に浮遊することで糖の完全燃焼をストップさせてしまう。このプーファによるブロックを解除する働きを持つのが「フルクトース」。

 

 ■ハチミツは基礎代謝を上げる 

運動時には特に筋肉に糖が必要となる。筋肉は安静時には脂肪をエネルギー源として燃焼、活動時には糖を使用する。運動時に糖が不足すると、脂肪や筋肉を砕いて糖に変換しなければならない。筋トレしてもなかなか筋肉がつかないのは、糖が不足して筋肉が分解されている可能性がある。 

 

筋肉は運動時にグルコース(ぶどう糖)をエネルギー源として利用するが、グルコース+フルクトース(果糖)のほうが糖のエネルギー産生量は高くなる。運動時にはハチミツは理想の糖質である。 

 

■ハチミツの様々な効用 

下痢・脱水症状、虫歯予防と治療、甲状腺機能を高める、創傷治癒を速める、脳の活性化とうつ病・不安神経症、そして抗がん作用もある。 

 

■なぜハチミツで糖尿病が治るのか? 

ハチミツは2型糖尿病の特徴であるインシュリン抵抗性を改善させる作用がある。 血糖値が低下するのは、最大の危機ストレス。より速やかに血糖値を上げることが命を救うことになる。糖は最大の抗ストレス物質。 

 

ある食品を食べた時の血糖値の上がりやすさをグリセミック指数(GI)。細胞内に速く糖を補給するために出るインシュリン値の上がりやすさをグリセミック反応(GR)という。 グリセミック指数(GI)が高いほど消化がよくて血糖値を速やかに回復させてくれる。グリセミック反応(GR)が高いほど細胞の糖のエネルギー代謝を速やかに回復してくれる。

 

 グリセミック指数(GI)が低い食品は、一般に消化が悪く、抗栄養素という栄養の吸収をブロックする物質や毒性物質を含んでいる。消化が悪いということは、ダイレクトに糖尿病やガンなどの慢性病につながる。

 

 近年の動物実験や臨床実験でも、ハチミツの糖尿病への効果は確認されている。そして、フルクトース(果糖)単独でも糖尿病に有効であることがすでに分かっている。血糖値、インシュリン値などが低下する。 

 

フルクトース(果糖)の量が増えるほど、グルコース(ぶどう糖)のミトコンドリアでのエネルギー代謝が高まる。フルクトースが細胞のグルコースの取り込みを促進させることと、グルコース(ぶどう糖)のエネルギー代謝で重要な酵素であるビルビン酸脱水素酸素を活性化する作用による。

 

 さらにフルクトース(果糖)は肝臓での糖の取り込みを促進することで、血糖値を低下させる効果を発揮する。

 

 ショ糖の場合は、グルコースとフルクトースが結合した二糖類の形で存在しているので、単糖に分離するには酵素反応を必要とする。ハチミツにはすでにグルコースとフルクトースが分離して存在しているので、ショ糖と比較して単糖類にするエネルギーを(酵素)を節約できる。 

 

糖尿病の直接の原因プーファ(多価不飽和脂肪酸・オメガ3&6)が細胞内にグルコースが入るところをブロックしているが、フルクトースはこれを解除して細胞内にグルコースを取り込ませて、ミトコンドリアでの糖の代謝を高めている。 

 

また、体内に炎症が起こると、脂肪細胞からレプチンというホルモン物質が放出される。このレプチンはインシュリン抵抗性を引き起こす。ハチミツはこのレプチンをショ糖よりも低下させる作用がある。

 

■ハチミツで痩せる 

ハチミツはショ糖よりも、食後の食欲を促進させるグレリンというホルモンの反応を低下させ食欲を抑制させる「ペブタイドYY」の反応を高める。同じ作用をフルクトースが持っている。ハチミツのダイエット効果はフルクトースによるもの。 

 

■二日酔い 

ハチミツのフルクトースは肝臓毒であるアルコールを除去する作用を持っているので二日酔いに効く。 

 

■中性脂肪 

フルクトースは中性脂肪を増やさない。私たちの体内で、フルクトースやグルコースといった単糖類から脂肪を作るには、複数の酵素やエネルギーが必要。エネルギー過剰という稀な状況以外は、糖質から中性脂肪合成というような無駄なことはしない。体内の脂肪蓄積の原因のほとんどは食事中の脂肪である。 

 

■乳児ボツリヌス症 

ハチミツが乳児に危険だとされるのは、ハチミツに含まれるボツリヌス菌の芽胞が乳児の腸内で増殖し、毒素を産生するから。一歳以下では腸内バクテリアも含めて腸内粘膜防御が脆弱なため、ボツリヌス菌が増殖するケースが稀にある。一年に乳児が発症するケースは10万人のうち1.9人の比率。 

 

しかし、不思議なことにハチミツの中にボツリヌス菌の芽胞が同定されたことはほとんどない。乳児がボツリヌス症になったのは、空気中の粉塵を飲み込んだ可能性もある。ボツリヌス菌は、土壌や粉塵中にもあまねく存在している。 

 

■抗菌作用 

ハチミツは好気性・嫌気性のいずれのバクテリア(60種類)にも抗菌作用を示すことが報告されている。ハチミツに含まれるポリフェノールなどのフェノール物質よって、ハチミツ内で発生する過酸化水素に抗菌作用がある。その上に、ハチミツのグルコース濃度や高い酸性度が抗菌作用につながっている。グルコースが持つ浸透圧によって、バクテリアが脱水になって活性を失う。 

 

■マヌカハニーを勧めない理由 

マヌカハニーの抗菌作用は通常のハチミツと違い、メチルグリオキサールによるものといわれている。メチルグリオキサールは、植物がストレスを与えられると2〜6倍も産生が増加するストレス物質。フラボノイドなどのファイトケミカルと同じ。そのストレス物質の花蜜がハチミツに高濃度に移行したものがまさにマヌカハニー。 

 

マヌカハニーは、オーストラリアやニュージーランドのように、比較的土壌が豊かではないシビアな環境で咲く花の蜜を集めたもの。 

 

このメチルグリオキサールは、私たちの体内で代謝されて乳酸となり、病気の場を作り出す。この乳酸は小腸内細菌異常増殖症で産生される乳酸と同じ型。さらに、メチルグリオキサールは、脂質やタンパク質と反応すると終末脂質過酸化物や終末糖化産物を形成して生命場を乱す。 

 

マヌカハニーは、慢性病の原因となるエンドトキシンとまったく同じ作用をする。具体的には、マクロファージの受容体を刺激して炎症を引き起こす。 

 

マヌカハニーの抗菌効果を謳っている研究は、マヌカハニーの成分が「免疫を刺激する」という表現をしている。これを持って抗菌作用というのはサイエンスの基本ができていない。なぜなら、「免疫を刺激する=炎症を引き起こす」ということに他ならない。炎症を引き起こすというのは、抗菌作用よりも健康に甚大な悪影響を与える。 

 

マヌカハニーは炎症を加速させる物質が入っているため、特に糖の代謝が低下している人、つまり甲状腺機能が低下している大多数の現代人にはお勧めできないハチミツになる。 

 

■モノフローラル(単花蜜)

 1種類の花の蜜からなるハチミツをモノフローラル(単花蜜)、数種類の花の蜜からなるハチミツをポリフローラル(百花蜜)という。単花蜜は百花蜜より抗菌作用が強いことがわかっている。単花蜜は百花蜜よりも水分活性が低い。水分活性とは、微生物が利用できる水分。さらに単花蜜の高い浸透圧、高い酸性度、タンパク質の含有量の低さといった多数の因子が微生物の繁殖を抑制する。 

 

■ハチミツの色 

フェノール化合物やフラボノイドをたくさん含むハチミツほど、色が濃い。抗酸化作用が高いものほど濃くなる。健康人ならデトックスできるので、ハチミツの色による選び方は気にしなくて良い。しかし、慢性的に心身の不調にある状態では、細胞内で抗酸化作用し慢性病を加速させてしまうので色が薄いハチミツが安全。 

 

■シロップで水増ししたハチミツ 

ハチミツは世界でも不純物が混入されている食品の第3位に挙げられるほど、一般のマーケットには純粋のハチミツはない。 

 

ニュージーランドのマヌカハニーは、年間1万トン以上もマーケットに出ている。しかし、マヌカハニーの実際の生産量は1700トン程度。10倍近くが市場で売られている。つまり、90%近くが純粋なマヌカハニーではない。 

 

ハチミツに混ぜる甘味料で一番多いのが果糖ブドウ糖液糖(異性化糖・コーンシロップ)。フルクトースとグルコースの組成が純粋なハチミツに近いから。遺伝子組換えコーンから複雑な化学合成過程で作られる果糖ブドウ糖液糖には重金属汚染やデンプン質の混入がすでに指摘されている。ハチミツに混入されている果糖ブドウ糖液糖は、ガンを促進させたり、肥満、高脂血症、行動異常(躁うつ病)を引き起こすことが報告されている物質。

 

 またグルコースやフルクトースとの比較試験でも、果糖ブドウ糖液糖は最も高脂血症や脂肪肝を引き起こすことがすでに報告されている。化学的に合成された甘味料は私たちの体内に入ると、ショ糖やハチミツと違い“異物”として認識されることを如実に示している。 

 

ハチミツを食べてアレルギー反応が出たり、体調が悪くなったりしたというのは、このような人工甘味料などの不純物が混じり合ったものを摂取している可能性が高い。 

 

■加熱ハチミツ 

ハチミツの加熱は、殺菌、個体の液体化、色を濃くする等の目的で広く行われている。ハチミツの質は加熱で低下していく。ヒドロキシメチルフラルデヒドは増加する。温度が適切な40℃以下で保管期間がそれほど長くなければ微量しか増えないもの。 

 

ヒドロキシメチルフラルデヒドは、人体にとってもハチたちにとっても発ガン性のある毒性物質。ハチミツに転化糖を混ぜている加工ハチミツ(偽ハチミツ)があるが同じようにヒドロキシメチルフラルデヒドは増える。果糖ブドウ糖液糖を働きバチに与えると問題になるのもヒドロキシメチルフラルデヒドが入っているから。 

 

ハチミツの瓶の底に結晶ができることがある。これはグルコースと水分による作用。古くトースはグルコースよりも水に溶けやすいため。グルコース濃度が高く、水分が少ないハチミツほど結晶化が起きやすい。したがってフルクトース濃度が高い果糖ブドウ糖液糖を混ぜると結晶化が起きにくい。サラサラした感じになる。

 

 ■農薬残留ハチミツ 

ハチミツに混ぜられる果糖ブドウ糖液糖よりも、問題になるのが農薬の残留。世界中で最も使用量の多い農薬はグリホセート。カナダのハチミツは世界でもトップレベルの高い残留量。グリホセートは、私たち人体に、ハチミツ以外でも農作物や飲料水を通じて蓄積している。グリホセートは人体に発ガン作用などの影響を与える。 

 

働きバチもグリホセートに暴露すると、脳の機能障害が起こり、ナビゲーション能力に障害が出る。ミツバチのコロニー全体の崩壊につながる。 

 

グリホサートの次に多いのがネオニコチノイド系農薬。働きバチのナビゲーション能力を低下させる。ネオニコチノイド系は、神経系のアセチルコリン受容体に結合して、神経の電気の流れをブロックする。すると感覚の統合や学習という高次脳機能がダメージ受ける。 

 

ネオニコチノイドは体内で代謝される過程でホルムアルデヒドを発生させることで、生命場を病気の場に変える。また、ネオニコチノイドは私たちの細胞に作用して、エストロゲンを産生させる。乳ガンや子宮ガンの近年の増加および若年化に関与している。

 

 ネオニコチノイドは、脂肪組織を肥大させる作用があることも報告されている。 

 

ネオニコチノイドのハチミツへの残留は、ミツバチだけでなく、人体に甚大な影響を与える。農薬といわれるものは、化学合成であろうが、自然の微生物を利用したバイオ農薬であろうがミツバチに深刻なダメージを与える。

 

■蜂群崩壊症候群(CCD) 

これらの農薬により、ミツバチの免疫系が撹乱されて、感染症にかかりやすくなるのは当然。ネオニコチノイド系の殺虫剤などは、ミツバチの内分泌系をかく乱し、女王バチの妊娠率や雄バチの精子の質・量ともに低下する。また、養育バチから花蜜を探して採取するハチへの変化にも影響する。 

 

養蜂家の不適切なダニ剤投与などの不適切な処置もミツバチのコロニーを減少させる。

 

 WiFiや携帯電話などの電磁波も、ミツバチの卵のふ化率や幼虫の成長を妨げることが分かっている。 

 

以上のような要因が重なって、コロニーが維持不可能なレベルになって消失していく「蜂群崩壊症候群」が起こる。

 

 環境ストレスに強いミツバチを保護するためには、もうこれ以上環境を破壊してはいけない。 

 

コロニーの崩壊を防ぐには。幼虫の成長に十分な栄養環境があることも必要。周囲に多様な花の種類があることが必須。花蜜や花粉の量よりも、花粉の多様性という質が大切。私が人類には食べ物の量よりも質が大切とお伝えしていることとまったく同じこと。 

 

■ハチミツを選ぶ基準 

 1ミツバチに餌として砂糖水やコーンシロップで作るブドウ糖果糖液糖といった甘味料を与えていない。 

 

2 非加熱であること 

 

3 抗生剤を使用していないこと 

 

4 花粉が入っているかどうかはっきりしているもの  

花粉には環境に浮遊しているさまざまな物質が付着するので、大気汚染、環境汚染のある地域のものだと汚染物質も一緒に取り込んでしまう。 

 

5 採蜜源の環境や土壌が汚染されていないこと  

農薬が散布されている田畑の近く(3km以内)ではないか。放射能、PM2.5、硫黄酸化物、窒素酸化物を排出するような工場が近くにないか。汚染水の排出がある環境ではないか。 

 

6 ハチミツの濾過のプロセスができるだけ自然であること  

理想の濾過は、目の粗いザルを使って濾す→目の細かいザルで濾す→二重にしたチーズクロスで濾す。 

 

7プラスチック容器に入っていないこと 石油から作られるプラスティック容器はBPAという物質が使用されている。この物質がハチミツに移行する。環境ホルモンを体内に取り込むことになる。 

 

8 お気に入りは三つ 日本において以上の七つの項目を満たすハチミツを見つけることは簡単ではない。どんなに害がないと思っても完璧なものは存在しない。信頼できるハチミツを一つではなく三つ以上選んでローテーションで使用する。 

 

■健康な人の日常の健康維持に 

・朝、午前中の活動時に、黒いハチミツ大さじ1〜3杯。午後〜夕方のホッとする一休み時に黄色いハチミツ大さじ1〜2杯。夕食後〜寝る前まで白いハチミツ大さじ2〜3杯。 

・運動後、活動量がいつもより多かった日の疲労回復に黒ハチミツ。 ・高不飽和脂肪酸を含む食事をたくさんとった後、消化・代謝のためのエネルギー補給に白か黄色のハチミツ。 

 


崎谷博征(さきたに ひろゆき)氏
総合医、脳神経外科専門医、医学博士、パレオ協会代表理事、日本ホリスティック療法協会理事。エネルギー量子医学会会長。 1968年奈良県生まれ。奈良県立医科大学・大学院卒業。ガンの研究で医学博士取得。 

ドクターヒロのリアル・サイエンス


 

 

《その後の報告》
一日大さじ8杯摂取を続けても下痢をするとかはありませんでした。体調も悪くありません。ただ、困った二つの症状がありました。

 

その一つは、花粉症です。再発してしまいました。始めた季節がよくなかったようです。6月は最もひどい症状の季節だったのです。糖質が花粉症に悪いことは以前も経験済みだったので失敗したと思いました。

もう一つは、左肘周辺にアトピーのようなかゆい湿疹が出ました。ただ、当時は太りたくてミックスナッツを毎日たくさん食べていたのです。そちらが原因かもしれません。小一ヶ月後に両方止めると一週間後くらいに湿疹は治りました。6月の花粉症の季節を待って、ハチミツを朝昼晩大さじ3杯程度に抑えるようにしました。湿疹は出なかったので、食べすぎか、やはりミックスナッツが原因のようでした。

 

ちなみに、その後肘の湿疹は、悪いものをたくさん食べると出ることがわかりました。毎日3〜4杯のコーヒー、ヘンプシードプロテイン、95%ブラックチョコです。何事も極端はだめですね。でも、肘の湿疹は体にいいか悪いかのバロメータになりました(笑)。おそらく、化学物質を採らない食生活をして体が化学物質や植物毒に敏感になったのかもしれません。

ということで、ハチミツが体にいいかどうかは、どうも中途半端な実験となってしまいました。現在は、やはり花粉症が嫌なので大さじ2杯位にセーブしています。
                       (2021.4月記)


《その後の報告》
オメガ3油のエゴマ油を摂らない生活を1年以上していましたが、治っていた老眼がまた悪くなってきました。やはり必要だと思い、1日大さじ1杯を摂取を再開しました。また報告いたします。

 

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