私はガンではありませんが、ガンを経験した家族はいます。私自身、ふだん重曹でうがいやシャンプーをしているので、重曹でガンを治すというこの本はとても気になっていたのです。

 

読み終えての結論は、ガンを患っている方はもちろんですが、ガン以外の病気を持っている人にもぜひ読んでいただきたい一冊だと思いました。

 


 

著者の世古口裕司氏は、ホリスティック医学の立場から2万人を施述してきた療術家(気功・整体)です。早くにガンの犯人は真菌(カビ)と突きとめ、
1.恐れや恐怖を手放す心の転換
2.抗酸化の食事療法
3.免疫を落とす身の回りの毒物排除
の3点でガンは治せることを2009年の著書で宣言。その後、来訪した患者達にそれなりの成果はあげましたが、すべての患者を治すには至れなかったそうです。

 

それは、この3点の療法は、時間がかかるために、ガン患者の家族が反対しはじめ、本人にも不安や恐れがもたげ、意思や勇気が続かなくなることが最大の理由だったそうです。

 

ガンがすぐに全部治らなくてもいいので、短期間でそれなりに小さくなるような方法があれば、本人も自信を持ち免疫力を高められる。必死に探して出会ったのが、イタリアのシモンチーニ博士の「重曹」による滅菌消毒だったそうです。

 

内容は、ガンの部位により、重曹を飲んだり浣腸したりの方法や注意点が書かれてあります。また、農薬野菜や食品添加物、合成界面活性剤がガンを作る考え方も詳しく書かれてあります。

 

私がなにより感銘を受けたのは、なぜ「病は気から」なのかを、具体的に示して下さっていることです。

 

「病は気から」とはよく聞きますが、病に陥っている不安の中で意識を前向きに持っていくのはとても大変なことです。よほどの裏付けや自信がないと心の底からポジティブな考えに移行するのは困難です。私のバセドウ病の断薬も2回失敗しました。隠れていた小さな不安や恐れが膨れ上がってくるのです。

著者の世古口氏は、様々な経験談、そしてガンが激増している現代医療の問題点と照らし合わせることにより、「病は気から」を説いています。きっと、これを読めば、誰でも腑に落とすことができるようになれるでしょう。

 

大切な部分について、いつものように抜き書きしようと思いましたが、きっとそれでは伝えられません。読んでいただくことがなによりです。ただ、前書きと序章に、大切なことがまとめてあることに気づきましたので、そこだけ抜粋してみます。ご興味ある方は読んでみてください。

 

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イタリア人医師が発見したガンの新しい治療法

〜重曹殺菌と真・抗酸化食事療法で多くのガンは自分で治せる〜
世古口裕司著 現代書林 2019年11月1日発行
 

まえがき

シモンチーニ博士は、世界中で最も早くガンが真菌(カビの一種)であることを見抜き、長年に渡り多大な成果をあげてこられた。完治、全治したガン患者が実に数多く存在する。

 

博士はカビがガンであるなら重曹(炭酸水素ナトリウム)が大きな効果をもたらすと考え、様々な滅菌法を考案し、事実それらは著効をもたらした。治癒率96%という驚くべき数字なのである。

 

しかもこの重曹は、生体を冒さない。ほぼ、無害なのだ。つまり、体の免疫力を落とさずにガン細胞を短期間で殺せるのだ。

 

序章

シモンチーニ博士は長年にわたり重曹を基本とした療法で数多くのガン患者を救ってきた。よほど末期で衰弱した人や、恐れや恐怖で固まっている人以外は殆ど全てが治療したと言っていい。まさに革命的な治療法だったのだ。

 

博士はイタリアの医師会やガン学会に重曹でガンは治ると提唱した。だが、医師会はインチキだと言わんばかりに中傷し攻撃した。病院で行う療法と異なることを患者に施したとして、3年間の禁固刑に加え、医師免許を剥奪したのである。

 

安価な重曹なんかで治ったら迷惑と考える人たちの妨害に違いない。むろん製薬会社だろう。抗がん剤は巨額のマーケットである。日本でもガン患者を一人見つければ百万円単位の金が製薬会社にころがり込むといわれる。

 

ガンが簡単に治ってくれては困る人たちがこの世界にはいるのだ。

 

現場の医師は誠実な人も多いだろう。だが、彼らも大きな仕組みの中の管理下に置かれている。それを作るのは政治や行政(官僚)だが、これらに圧力をかけるのは経済、すなわち金の力である。

 

私もまた2009年に出版した自著に、ガンはカビであると書いた。ガン患者は2000人ほど診てきた。博士の賛同も得た上でだが、私の自説ではガンの治療は大きく分けて3つの重要な要素がある。

1.  心の転換(恐れや恐怖を手放す)

2.  抗酸化の食事療法

3.  身の回りの毒物排除(免疫を落とされない)

 

ガン治療は「体の免疫を高める」というのに尽きるが、1と2がこれにつながる。

 

1は、特に重要である。恐れや不安を抱えながら治る病気は無い。不安があるだけでのぼせた鼻血ですら1時間も2時間も止まらなくなる場合があるし、軽い風邪でも重くなる。あらゆる病気は安心しているとき、もしくはそれを忘れている時に治っていく。

 

2は、自然農法に回帰した無農薬、無化学肥料の野菜と果物の摂取をお勧めしたい。農薬や化学肥料で栽培すると、カビ菌を抑制する成分が極端に減少するかほとんどど作られないことが判明している。昔の野菜や果物と今のものでは、見た目は同じでも、抗酸化とカビ菌の抑制という意味ではまるっきり別ものなのである。

抗がん物質サルベストロール野菜について↓

 

3も重要である。本来は自然界には無かったものだが、現代社会に於いては、これが実に多い。「ガンは作られている!」と言いたくなるほどだ。生活の身近にある様々な有害物質…発ガン物質…。それはまさに猛毒といってよい自己免疫力を落とすことになる化学物質と呼ばれるものだ。

 

例えば、人がふだん普通に使うシャンプーやボデイソープでハムスターやハツカネズミを洗ってやると、ほぼ100%、5日も経たないうちに死んでしまう。ほとんどの場合、皮膚や内臓に潰瘍性びらんを呈している。

 

これらの洗剤には、ほとんどラウリル硫酸塩とか、◯◯スルホン酸、ラウレス数字、といった化学薬品が大量に含まれる。これが実は強烈な強酸性の界面活性剤で、他の化学物質まで引き連れて強引に体の中に入ってしまう。また、水と油を混ぜ合わせるのも界面活性剤の働きによる。だから皿を洗う洗剤には必ずこの界面活性剤を使う。

 

「経皮毒」とはどこかで聞いたことがあるだろう。皮膚から吸収された毒素が、細胞や組織を冒し、生命維持機能に多大な影響を及ぼすのである。

 

シャンプーや洗剤に限ったことではない。他にも免疫を落とすものとして、ワインや明太子、ハムやソーセージなどに必ずといっていいほど使われる亜硫酸塩、亜硝酸塩、ソルビン酸、合成着色料も、発ガン性をかなり昔から指摘されている。

 

普通に生活しているだけで、体の本来の力、すなわち免疫力を落とすものがこの世にはあふれているのだ。皆が食べているし、多くの人がそうしているのだから…と普通の人はみな無頓着だが、その結果がどうなったか? 今や2人に1人がガンになる時代になった。ほんの30〜40年前までは、ガンになる人など20人に1人だったのだ。

 

私はこの3点で、ガンは必ず治ると拙著で宣言し、本を読んでくれた方が全国から大勢来訪され、それなりの成果をあげた。しかし、来院するすべてのガン患者をガンから解放するというにはほど遠い結果となった。

 

ここに、私の誤算があった。患者本人の意思や勇気が続かないのである。先の3つのガン対処における要点は完璧だと自負している。しかし、いかんせん「ゆっくり」なのである。徐々に体が力をつけ、免疫力が高まり、ガンに抗する力を獲得していく。しかし、早い人で半年、遅い人だと1 年も2年もかかる。

 

すると、ほとんどの場合、家族が反対を口にし始める。同時に本人も信念が揺らいでくる。不安や恐れが頭をもたげてくるのだ。結局はそれで抗ガン剤治療へと病院に戻っていく。

 

ここに、どうしても心を安定させる、家族を安心させるための「ガン細胞一括消毒」という手段が必要だった。ただし、抗ガン剤のように「共死に」ではなく、体の力(免疫力)を一切落とさずに、という条件で、である。

 

もちろんすぐに全部が治らなくてもいい。自分自身が信じた手段で、ガンが短期間でそれなりに小さくなっていれば、本人も自信をもつ。自信は免疫力を高める。なぜなら、免疫系も自律神経の支配下にあるからである。

 

そのようなわけで、短気勝負で決着をつける(結果を出せる)滅菌消毒という手段は極めて重要である。それがまさに「重曹」なのだ。

 

ある医学誌に掲載されたデータがある。現役の医師100人に聞きました。「あなたがガンになった時には抗がん剤は行いますか? また放射線治療は選択しますか?」というものである。回答は、99人が抗がん剤はやらない、98人が放射線もやらない、というものだった。患者をバカにした話である。

 

しかし、これには理由があって仕方ないのだ。医師でもない省の役人が作成したものであっても、国という権威の下で発令されたマニュアルである以上、それに従わないと些細な誤解であっても遺族の訴えに勝つことは殆どできない。日本においても医学界は縦糸の世界だ。スタンドプレーは許されない。個人病院であっても、それを断行する勇気のあるところは殆どないだろう。

 

時間の問題だけで、ほぼ全てのガンは重曹で死ぬ。重曹がすぐに届きにくい臓器や組織は、なかなか治らない場合もあるが、経口、腸注、膣注などで、直接的に病巣に届けることができる胃ガン、食道ガン、十二指腸および大小腸のガン、直腸ガン、子宮ガンなどは治り易く、10日で知らぬ間に治っていた…という奇跡を見る人も続出することであろう。

 

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Youtube動画 本要約チャンネルで本書が紹介されました!

 

 

2023年1月追記

シモンチーニ博士の学説と治療法を推奨し患者の治療に取り入れている先生がいらっしゃました。アメリカのマーク・サーカス博士です。サーカス博士を紹介する記事を見つけました。
「サーカス博士のアプローチは、高額な治療費や医薬品を購入できない大多数の人々に配慮した人道的なものです。Natural Allopathic Medicineのプロトコルでは、資金が限られている人でも、塩化マグネシウム、炭酸水素ナトリウム(重曹)、ヨウ素の上位3つの薬効を利用して、ほとんどの健康問題を安価に治療することができます」と。素晴らしいことです。
(記事内youtube動画は字幕設定で日本語翻訳すれば読めます)


コロナワク○チンを薦める日本の御用医学者さん達と違いやさしい表情の先生でほっとします。

 

 

そのマーク・サーカス先生の本を紹介している動画を見つけました。

 

→ 小林常雄著『がんの正体がわかった!』

 

→17年歴のバセドウ病を治しました