野山には、食べられるのに食べていないものが、まだまだたくさんあるようです。
今年はフキノトウの花ではなく「茎」のおいしさに驚かされました。
実は昨年、友達の妹の田中千秋さんが遊びにいらした時のこと。工房脇にたくさん出て大きくなったフキノトウを見て「安藤さん食べないなら私もらっていい?」と言われ、食べたことのない私は「どうぞどうぞ」と。
田中さんは同じ立木地区出身なので山菜には詳しいのです。
今年、大きくなってきたフキノトウを見ていたら、1年前のそのやりとりを思い出し、気になり、食べてみようと思ったのでした。
さて、どんな味がすると思いますか?
私は、いつも食べているフキの葉の茎の味と同じだろうと予想しましたが違いました。
なんとフキノトウの味です!
フキノトウの茎なのであたりまえですね(笑)
ちょうどいい苦味と春の香りがするのです。なんて美味しいものを食べていなかったのだと後悔するほどのおいしさです。
それに、春は冬にたまった毒素のデトックスのために肝臓を元気にする苦味野菜がいいらしいのでちょうどいいです。
大きくなったフキノトウは、美味しい山菜が出る季節でもあり、誰も採りませんからいくらでも採り放題です。また一つ、無農薬安心野菜の自給力を身につけることができました。
田中さん、ありがとう。
おかげさまで毎日食べています。
春は苦味野菜の動画