フライ・タイイングを始めた学生の頃。
日本でフライフィッシングの先駆者的な方のタイイング教本を購入した。
綺麗に巻かれたフライの写真。
これ、巻いてみたいな。。
ランズ・パティキュラ。。。
マテリアルは。。
ロードアイランドレッドのコックネックハックル。。。
って・・なんですの???
必要なものをメモって、一番近くのプロショップにいった。
(当時はフライフィッシャーとか雑誌の広告に掲載されている店舗しか知りようがなかった。)
マテリアルの陳列棚を隈なく見ても見つからない。。
頭の中はずっと
ロードアイランドレッドのコックネックハックル。。。
なんの呪文よ。 ってね。
私 「すいません。ロードアイランドレッドのコックネックハックルって。。
あり ます か ?」
店主 「染めたのだったらあるけれど。」
私 「教本にそのマテリアルの指定が。。」
店主 「初心者でしょ?そんな厳密に考えなくていいよ。似たので巻けるから
てか、そんな調子でやってたら続かないよ。」
的なご指摘を受けたのをいまでも覚えている。
持参したメモの半分も揃わなかった気がする。
手に入らない(モノ自体が無い)
思った以上に高価。
てか、、教本なのに 教本にのっているマテリアルが汎用性の低い入手困難なモノって。。
でもね、たったその1つのフライパターンを巻きたいがために「染めたの」でもいいから購入したわけですよ。
だって再現したいじゃんね。
そのパターンを考案した人がいて、
そのマテリアルを選んだ理由があるわけだし
みてみたい。
こんな調子でパターン増やしていくのか。。
高価なのもそーだけれど手に入らないマテリアルって。。
パターンブックに指定されても代用で対応してばかりって。。
なんか。
ストレスだわ~。
お店の方のおっしゃる通り。。
続かないわ。こんな調子でやっていたら。
。。って。
当時 巻いたフライをみて思い出す。
そんな自分が懐かしい。
ロードアイランドレッドのコックネックハックルで巻かれた
はじめて巻いた
納得がいかず何度もやり直して
時間をかけてやっと巻き終えた
でも当時からあまり使うことが無かった
その
ランズ・パティキュラは
今でもフライボックスの片隅にある。