かれこれ半年以上前からグラついていた長男の下あごの犬歯。
その間に2回歯医者の定期検診があり、『もう抜いたほうがいいよ』と歯医者さんに言われるも、極度のビビリ(特性だと思います)がさく裂し、結局抜かずに帰って来ていて。
4月の終わりの検診の時は『もう虫歯になるから、絶対に抜くよ』と医師にも言われていて、長男も抜く!と約束して行ったのに・・・
抜かずに帰って来て
これについてはオットのポンコツっぷりにも腹が立って腹が立って。付き添ったオットに『なんで抜かなかったの?』と聞くと、『知らん。俺は待合室にいたから』って。
マジで連れてっただけ。
長男がその前2回抜けなかったの知ってるのに、診察室まで付き添わないとかなんなんコイツ。
まーね、長男とオットとの間に信頼関係はないし、付き添っても抜く気にさせるスキルは無いかもしれんけど。そこで抜いてくれば終わった話なのに、また予約取って行くハメに。その予約の電話するのもわたしだしね。ホントなんなんコイツ。 ←
で、今週また行ってきたんですよ。
わたしが連れて。
もう4年生なのにめちゃくちゃ優してくれる歯科衛生士さん。
(発達障害ということは最初にお伝え済み)
『長男くん、頑張ろうねー!カッコイイとこ見せてよー♡』
と気分を盛り上げてくれ、
『今日は抜けそう?頑張れそう?』
との問いにコクリとうなずく長男。
ここで表面麻酔をコットンで入れてもらいました。
そして医師登場。
『どう?抜く気持ちになってきた?』
と言い、少し引っ張るもまだ芯が残ってる様子。
『先生が引っ張ってもまだ抜けなそうだね。
ちょっとじゃぁ抜く準備するね』
『・・・・どうやってやるの?』
『これ使うよ』
と後ろの台を見ると浸潤麻酔のための器具が。
わたしも打ったことはあれど器具の形などは初めて見たのですが、あれって電動ドライバーのようなものものしい風貌なんですね。
それを見た長男の顔色が変わり、
『・・・ちょっと待って。自分で抜く』
と言い、ぐいぐい歯を押し始める長男。
え、無理やろ
医師が引っ張って無理と判断して麻酔用意してんのに。
と思いながら見守りつつ、医師、歯科衛生士みんな忙しいのに、この長男の愚行の時間が耐えられない
『ねぇ、みんな忙しいからさぁ、先生にやってもらえ・・』
『ちょっと待って!今抜くから!!』
と強めに遮られ懇親の力で押し続けて、見るともうその歯がペッコリ180度してるー(真下を向いてるということ)
『あ、もう抜ける』
と、最後の一押しで何と自力で抜いてしまいました
今までの半年間、何だったん
多分長男にとっては麻酔の器具が世にも恐ろしいものに感じたんでしょうね。
あれをやられるくらいなら・・・の反骨精神で抜いたものと思われる
初めてのこと、未知のものへの不安感ってのは人よりだいぶ大きいんだろうなぁ。この不安感からイロイロ手こずらされることも多く、もう4年生なのにこんなに嫌がる~?と思うこと多々あるんですが、長男にとっては本当に怖いことなんだって今日の一件で少し分かった気がします。
普通の感覚だとあの状態から自力で抜くくらいなら、医師に身を委ねる方が楽だと思うんですがね