
映画化館を出たあとに、世界が今までと全く違うように見えてしまう映画が、ときどきある。
『この世界の片隅に』を観たあと、見慣れた風景がキラキラと輝いて見えた。
もちろん、映画館という暗い場所から急に明るい外に出て、そのギャップの関係で明るく見えたというのもあるもしれないが、たぶん、それだけではないはずだ。
そもそもこの映画の存在を知ったのは、最近よく聞いている、あるネットラジオの番組がきっかけだった。
すみやきさんという、作家を目指している方と、兎月竜之介さん(プロ作家)が話していて、兎月さんがすみやきさんにこの映画をお勧めしていた。
『戦争を題材にしている映画という理由で、観るのをためらうのは良くない』
『こうの史代(漫画原作者)は、なんてことない幸せを描くのがすっごい上手』
兎月さんのお勧めコメントを聞いて、僕は映画を観に行こうと思った
→ラジオは下のリンクから聴けます『休講ラジオ 百合×紙 2016/11/18』
(4分48秒くらいから映画の話になります)
戦争を扱う映画なので悲惨なシーンもあるが、この映画はシリアスな場面とユーモラスな場面のバランスがしっかりしていて、そこが魅力的なのだと思う。
ネタバレにならない程度に書くが、主人公が憲兵に激しく叱責を受けるシーンがある。
この場面の、家族の反応までの流れは、この映画の象徴的なシーンだと感じた。
そして、クラウドファンディングで映画製作資金が集まったというのが、感動的だ。
この映画に資金を援助して頂いたすべての人に感謝したい。
あなたたちのおかげで、僕は『この世界の片隅に』を観ることができました。