電子辞書の音声が… | 最強の作家への飛翔

最強の作家への飛翔

このブログは、近い将来「最強の作家」になる飛将の、偉大なる軌跡なのです。

求めている人がいるのかどうかは不明ですが、兄の話をまたまた書きたいと思います。


なぜなら、オレが書きたいからだー!


このブログは、オレ流ブログだからだー!



注:「オレ流ブログとは」
オレが書きたいことを、オレの言葉で、オレのペースで、オレなりに悩みつつ、ときどきカフェオレを飲みながら、過去のオレと未来のオレに向かって現在のオレが書いているブログ。読者に関してはオレについてこれる人だけついてこい、というスタンス。
今年は「オレ流」でいこうと思う、という旨の発言を友人にしたところ、
「オレ流という言葉を使っていいのは、落合監督みたいに結果を出した人だけだ」
と、たしなめられたが、オレ流人間のオレは、そんな他人のアドバイスは聞く耳持たず。オレの心の声だけが、オレを突き動かす。それがオレ流。
というのはもちろん全部ウソで、オレはみんなに少しでも役に立ってもらいたくてこのブログを書いております。読んでくださって本当にありがとうございます!



兄が大型書店でアルバイトをしていたときのこと。


「まあ、座ってるだけでいいから君も会議に来なよ。良い経験になるから」


と社員のS先輩に言われて、社員が集まる会議になぜかアルバイトの兄が連れて行かれました。


兄の知り合いのS先輩が一人だけいたのですが、それ以外はまったく知らない上司に囲まれて完璧にアウェーだったのです。


会議の内容は、その本屋で今後大々的に売り出すことになった、電子辞書の機能を説明する会だったようです。


「えー、英語の発音もこの電子辞書でできるということで、では実際にやってみましょう」


20名ほどのメンバー全員に電子辞書が配られました。


「何がいいですかね、そうですね。『本』でいきましょう。本の発音を試しにやってみてください」


すると、


「ブック」


という、機械音がその部屋に発せられたのです。


さらにその後にも続いて、



「ブック、ブック、ブック、ブック、ブック、ブック……、ブック、ブック、ブック、ブック、ブック…」


と、タイミングが微妙にずれて、ブックの音が部屋中にこだまされたのです。


そのとき兄は、必死に笑うのをこらえていました。


ブックという機械音が完璧にツボにはまってしまっていたのですが、ただその会議で一番下っ端の兄としてはここで笑い出すわけにもいかず、なんとか耐えていたのでした。


隣をチラっと見ると、横に座っているS先輩が下を向きながら、笑いをこらえていました。



――S先輩、あなたもか!?



ギリギリのところで兄が笑うのを我慢していると、


「やはり良い発音ですね。それでは次の機能を解説していきたいと思います」


と、進行役が次の話題に移りかけたのですが…、





「ブック」



かなり遅れて誰かが、ブックの発音をしてしまったのです。


「グハハッ」


兄はさすがに耐えられずに、吹き出してしまったとのことです。


しばらくして、兄はこのアルバイトを辞めることになります。