伊坂幸太郎氏の最大の魅力って何かなあ、と考えてみたのですが、伏線が絶妙とか、洒脱なユーモアのある会話がいいとか、キャラが素敵だとか、どんでん返しが凄いとか、いろいろあると思うんですけど、どうもしっくりこないなあと思っていたんです。
そしたら、伊坂氏があるインタビューで『シャマラン監督が好きだ』と言っていたんですね。あ、これだ!と膝を打ちました。
シャマラン監督というのは『シックスセンス』の一発屋みたいに思われがちですが、実は毎回とんでもない作品を連発する鬼才であります。騙されたと思って『ヴィレッジ』や『ハプニング』を是非観てみてください。
で、伊坂幸太郎=シャマラン説というのを僕は唱えたくて、つまり両者に共通する点として
「ハッタリをかませられる」
ということがあげられるんですね。ハッタリをかます、というのはどういうことかというと、物語の冒頭で大風呂敷を広げられるということ。
たとえば『ゴールデンスランバー』だったら、首相暗殺の疑いが主人公にかけられるわけです。いきなりハッタリですよね。お、なんだなんだ、とワクワクさせてくれる。そのハッタリがうまく回収されるかどうかは別にして、とにかく物語の最初で惹き付けてくれる。
これが伊坂氏の最大の魅力なのではと僕は思っていて、そういった意味でも伊坂氏の作品の中でも最高にハッタリのきいた『ゴールデンスランバー』はオススメです!!(タマフル風に)