ディックはカフカを超えられるか!?『ユービック』 | 最強の作家への飛翔

最強の作家への飛翔

このブログは、近い将来「最強の作家」になる飛将の、偉大なる軌跡なのです。

本日から、アマゾンのアフィリエイトをブログに導入することにしました。
僕のブログを通して、紹介された本をアマゾンで購入すると、僕に3%のギャランティが発生するということになります。
こんなことを書くと

「そんなに金が欲しいのか!今までブログで、愛とか夢とか希望が大切だってあれほど熱く語っていたのに、結局金か!」

とお叱りを受けるかもしれません。
まあ、金が欲しいのは確かなのですが、アフィリエイトって聞くところによると全然儲からないらしいですね。
ただ、「どうせ本の感想を書き続けるなら、アフィリエイトやったほうがいいんじゃん?」と何人かに言われたし、そして何より、

自分の紹介した本を誰かが買ってくれるというのは、ブログを書き続けるかなり大きなモチベーションになります!

まあそんなわけで、どうかご理解いただいて、今後とも応援していただければと思います。
ただ、どうせアフィリエイトをやるなら、自分に一つだけルールを課すことにしました。
それは、

本気で自分が面白いと思った作品しか紹介しない

ということです。
これは守ります。なんかこの本売れそうだから紹介しとくかー、みたいなことを絶対にしませんので。
今後どんなにしょうもないマニュアル本が紹介されたとしても、僕がその本を心の底から愛していることだけは信じて頂ければと思います。
ただ、「映画」についてはアフィリエイトは関係ないので、今後も下らない作品についても書いていくつもりですが…。(というか、ここまで書いておいて、ほんとにアフィリエイト登録できているのかが謎なのですが。コンピューターに疎いので、やり方がよく分からんのです…)

さて、ここまで大風呂敷を広げても、まだまだお釣りがきてしまう素晴らしい作家がいます。
ご存知の方も多いでしょう。

フィリップ・K・ディック

アート・スピーゲルマンは「20世紀前半におけるフランツ・カフカと20世紀後半におけるフィリップ・K・ディックは同じように重要である」と言った。

と、松岡正剛氏のブログに書いてありました(笑)(こういうのを二重引用と言うのでしょか…)

ディックの作品は映画にもかなりなっています。
『ブレードランナー』『マイノリティリポート』『スキャナーダークリー』『NEXT』などなど…。
映画をご覧になった方はお分かりのとおり、どれもかなり面白いです。
ただ、映画より原作のほうがさらに面白いと、僕は思います。


僕が一番心配しているのは、かつての僕がそうであったように、ディックがSF作家と言う理由で、読まず嫌いになっている人が結構いるのでは、ということです。
僕の周りにも、本はたくさん読むけどSFは読まない、という友人が何人かいます(なんかSFって難しいイメージがありますよね)。

確かにディックの作品には、予知能力者やタイムスリップや宇宙など、SF的要素も出てきますが、ディックの魅力はそこではないと思います。

ディックの面白さは、作者の本気さにある気がします。ストーリー自体もかなり混乱していて面白いのですが、ディック自身も混乱しながら書いていたんだろうなあと思うと、なんだか泣けてきます。

ディックの小説は(特に長編は)どれを読んでも、ほとんど素晴らしいのですが、僕が一番好きなのは『ユービック』という作品です。
もうほんとに、何度もどんでん返しがあるんです。どんでん返しがありすぎて、何も信用できなくなるという(笑)

「フィクションを読んでる暇はない」
と言った友人がかつていて、そのとき僕はうまく反論できなかったんですね。
確かに小説って読んでても、何か意味あるのかなあ…、って思っちゃうときが、僕にもあるから。

でも、そんな悩みは『ユービック』を読んで、完璧に吹っ飛びました。
小説にしかできないことがある、そして小説ってやっぱりずばぬけて面白い、ということが、この作品を読んで分かったんです。

ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)